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さっぽろ雪まつりとラーメン二郎 札幌店

僕らの街にモルカーがやってくる!(雪像として)
雪まつり、札幌市民は通勤通学時にチラっと横目で見る程度って方も多いんじゃないでしょうか。

モルカー延命委員会3期4期希望の人間としては、これは身に行かねばならないとして、大通り公園へ赴くことにしました。
手に入れたばかりのマフラーを首に巻いて。


いい歳した人間が

どんな服と組み合わせても、鮮やかなイエローと首元のモルカーが絶妙に浮くという超上級者向けのアイテムでした。
実際に装着してみればマフラーというよりも、モルカーの襟巻という表現がしっくりきます。
途中で首元から汗かくレベルで暑くなったのでコートのポケットに捻じ込もうとしたんですが、ポケットからモルカーだけがはみ出してました。

くだらない話はこのぐらいにして、さっそく雪像の写真UPしようかな。

可愛らしいお口まで再現されてて素晴らしいですね!雪像の横は滑り台になってて、10歳までのお子様であれば楽しむことができます。

キッズ達で賑わってました

会場は観光客の方で混雑しておりました。雪像も多種多様で、オブジェだったり前衛的なデザインだったりいろいろあったので、地元の方も散歩がてら見てみてはいかがでしょうか(防寒対策とマスクもろもろ、しっかり備えてから臨んでくださいね)

雪まつりの後は「そういやそろそろヴァシリのぬいが出ることだ」と思い、そのままゲーセンにゆきました。

頭巾ちゃんとフォゼ尾之助

恥ずかしながら、彼(ぬい)を見かけてからゲットするまでの記憶があいまいで、2000円ほど両替していたあたりまではうっすら覚えています。

さて、当方は完全在宅なのでここ数年は用がなければ、街どころか家からも一歩も出ず過ごすことが多いのですが(来年の健康診断がそろそろやばいだろうな)外に出る用事ついでに、どうしても行きたかったところへゆきました。

そう、ラーメン二郎です。

北海道には二郎は一店舗しかない(インスパイア系は沢山ありますね)かつ、おわかりだと思いますが初心者に二郎は少々敷居が高くて、ちょっと躊躇していたんですね。
ん? 女性には量が多くて食べきれないかもしれないから?
いや、その心配だけはしていません。大丈夫です。

こんな機会だしということで、当日は飲まず食わずの状態でコンディションを整え、さらに雪まつりで体温を下げカロリーを消費し「何か食わないと死ぬ」というレベルまで、自分を追い込んで行ってみることにしました。

1週間ぐらい前から二郎の注文方法もイメトレしたりして。
服も、万一汁で汚れても目立たないように全身黒づくめというコーデで臨みました。
だって、豚が豚(チャーシュー)を食べに行くなんて人生でそう無い機会じゃないですか。気合い入れて行かねば。

とにかく行列ができると聞いたので、昼時を外して14時少し前ぐらいに行ってみました。札幌駅から歩いてすぐなんですけど、ちょっと歩く通りを間違えてしまい迷子になったかな? と思った瞬間、行列の最後尾が見えたので迷うことはありませんでした。

二郎の入り口には自販機があって、そこにある飲み物であれば買って持ち込んでも良いらしいですね。ので、脂っこさを緩和させてくれそうな飲み物買っときました。お金もお店に落ちるなら良い事じゃないですか。 

二郎といえば身構えるのはその量の多さですよね。ラーメンの小で300gあるそうです。これは全盛期の私が大盛りとして食べたパスタの量と同等であることから、いかに凄い量であるかがわかりますね。
内心ドキドキしてたんですけど、ミニラーメンなるものがあって迷わずそれにしました。注文もコールなしでそのまま出してくれる初心者向けのラーメンだと思います(出来上がり時にニンニクだけどうするか聞いてくれる)

ああ、ミニといってもこれで普通のラーメン屋さんと同等ぐらいの量ですからね。小食の方には厳しいかもしれない。

客層はほぼ若い男性でしたねぇ。九分九厘男性。自分は目的があれば比較的どこでもお一人様上等で行くタイプなんですが(映画や食事は一人でもそうじゃなくてもどっちでも同じぐらい楽しめます)一人ケーキビュッフェの時に比べたら全然心が軽いです。

お店の自販機やドアの部分などに、初めて二郎に入店される方向けの説明などが細かくわかりやすく書き込まれてあって、私としては大変ありがたかったです。内容も当たり前な事ばかりだったし。

店内撮影はだめだけどラーメン(だけ)はOKだよ!って補足も本当に嬉しい。
逆に、ここまで書き込まなければいけなくなった経緯を考えると、お店側の苦労に心が痛む思いです。

店内の様子と行列から閉店(15時)までにラーメン食べることができるだろうか、とトクホ買った後に不安に思ってたんですが、店の回転がスムーズで難なく入ることができました。お客の人数に対してお店を回しているのが……二人?

いやーすごい。ベンチに座ってる人を端から食券(色付きの札)を掲げさせてここで「麺カタ」とか一括で注文受けて作るんですね。そして席で食べてる人が終わるころに、次の方の麺を提供できるようにしてるんだ。よく覚えられるなぁ。私なら注文受けた先から記憶が飛びそう。

物珍しさと仕事捌きに感動しているうちに、あっという間に席に呼ばれました。ここ、客層も良いと思います。(私が居た時はの話ですが)店内に黙食を呼びかける注意文は記載されておりますが、それ以上に皆様静かに大人しく、すばやく食べて帰るといったことができていて。
ネットでたまに見るヤバい客みたいなのは皆無でした。

清潔感ある恰好した方々ばかりでしたね。静かで、食べるだけで、食べたらささっと帰るという空気感が居心地よいです。

コールの仕方も時短で洗練されていて、ニンニク聞かれた時は必要な時は「ニンニク(ください)」いらないときは「いらない」で、いらない時は誤認識が生まれぬようニンニクという単語を口から出すなという軍隊のような徹底されたルールがありました。ここも私には大変好ましいです。

そしてついに。

ミニラーメン

二郎のミニラーメン。お値段790円。
画像だけだと「容器が小さめなのかな」と一瞬思われるかもしれませんが普通のラーメンと同じぐらい(食べごたえはそれ以上)です。
今日日、それも地方とはいえ都市でラーメンが700円台ってめちゃくちゃ安くないですか?
大丈夫だろうか、採算取れてるんだろうか、私みたいなのがミニラーメンで十数分席に居座るより、ジロリアンが一匹居た方が店の利益になるんじゃないだろうか。

上記について脳が高速回転しながら1秒ぐらい頭をよぎってたんですが、実際にはラーメンのお写真だけ取らせていただいて、すぐさま二郎に取り掛かりました。
まずはお野菜食べて(野菜食べてから炭水化物とか脂質、たんぱく質に行っとくとなんか身体に良いらしい)それからお野菜と麺をひっくり返して(普通の時にやるとあれかもしれませんが、二郎の時限定のお作法です)麺をいただきました。

……うん、美味いですね。美味い。もともとラーメンは好きでインスパイア系もそれなりに食べて来たんですが、本当に美味しい。
私は生まれてから一度も、こんなにおいしいチャーシューを食べたことがない。とろっとろで柔らかくて、でも角煮みたいな気取った(気取ってるかなあれ)脂身じゃなくてもっと良い意味で、良い意味でだらしないとろっとろ加減。

お野菜も麺もスープに絡んでていきなり美味しい。ひっくり返ししなくてもスープの味がわかる。それだけスープの味がしっかりしてるってことなんでしょうね。(鰹節も入ってるのかな)
※自分の普段の食生活は、人より薄味寄りだと思います。

ニンニクも入れてもらったんですけど、これも正解でした。これまでの人生味変の意味がわからないままその日その日を未熟に生きて来たんですが、今日意味がわかりました。これは二郎のためにある。
濃い味とこってりで麻痺しかけた舌に「しっかりしろ」喝を入れるために、ニンニクの荒めなみじん切りが必要なんですね。

美味しいなあ、野菜増したくなる気持ちもわかるなぁ、これだけ上等なチャーシューを肉だけで食べるの勿体ないもんなぁ。
願わくば米と一緒に食べたい。そうすれば逆にカロリーが増えても逆に脂身で苦しくことなく最後まで美味しくいただけそう。でもそれは叶わぬ夢。
あれだけ忙しいお店でこれ以上のサービス、求めるのは酷だと思います。

とりあえずミニラーメン、量は気になりませんでした。これこそがベーシックな二郎を、一般人の感覚で美味しく召し上がるためのメニューだと思います。

また来たいな。でもミニラーメンを頼む客単価が低い自分みたいなのが行ってもいいだろうか。
二郎って店舗によって味が異なると聞きますが、自分は札幌店の二郎が人生初でよかったと思うぐらい好きです。


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