文系でもわかるITエンジニア概論|エンジニアとエントロピー
1|□ 工学とエンジニア
エンジニアリングは日本語で工学と訳す。
工学は理学と対になる学問である。
理学は「自然の原理を見つけ説明する」学問。
工学は「事物や環境を構築する」学問である。
エンジニアは「事物や環境を構築する」職業。
エンジニアリングとは「曖昧な不確実性を減らして行く過程のすべて」である。
「具体性・明確さを増やして行く」ことで、事物・環境の構築が完成する。
「決まっていないもの・具体的でないもの・確実でないもの」がエンジニアの敵である。
例. 不確実性の大きさを見積もり納期で表す。
エンジニアは「効率よく不確実性を減らす」ことを命題として行動する。
|□ エントロピーと情報
不確実性の量を、エントロピーと呼ぶ。
クロード・シャノン
不確実性を減少させる知識を、情報と呼ぶ。
クロード・シャノン
乱雑な状態はエントロピーが高い。
秩序だった状態はエントロピーが低い。
エンジニアは「エントロピーを下げる」ことを命題に行動する。
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