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生活は器で、感性は水だ。

生活は器で、感性は水だ。
生活をしなければ崩れてしまうけれど、
感性を養わなければ干からびてしまう。

20代は感性を養うことに全力を尽くしきたけれど、生活がまともではなくて、器がポロポロと崩れては震えていた。

30代になり生活を整えようと、「生活!金!生活!金!」と奔走しては、綺麗な器ができたけれど、干からびてしまって、生きている目的がよくわからなくなってしまった。

理由はいらないけれど、目的はほしい。
なぜは問わないけれど、願望はほしい。
生まれてきたことに理由は問わないけれど、
生きていくための目的がほしい。
気晴らしではなく、核のような願望器が。

151円のはちみつバターパンと、
167円のミルクを身体に流し込む。
東京の高層ビルの空気に呑まれながら、
今日も呼吸をして街に溶け込んでいる。

水を求めて彷徨うように、
言葉に触れて息を吸うように、
また吐いては生まれる言葉を愛する。
お久しぶりです、お元気でしたか。

また日々を、よろしくお願いいたします。

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