大病をやったことのメリット

白血病をやった。抗癌剤治療に続いて、再発したので骨髄移植も受けた。
今風邪をひいている。何をするにもしんどいし寝苦しさで毎晩起きる。息をするたび喉と鼻が痛む。
こんなとき抗癌剤治療や放射線照射を思い出すと少し楽になる。当時この程度では寝ておらず、口もきけないほど体調が悪くない限りは病室に持ち込んだノートPCで遊んでいた。
体調不良が長期的になり、少しくらいの不良ではなびかなかった。とにかく寝ている間の暇が辛くて仕方なかったから遊んでいた。
思い出すと辛さを感じる部分が麻痺して、遊べるようになる。遊んでばかりいたので思い出せるのは遊んでいた時の記憶だけ。だからこの間では勉強などはあまりできない。
体調が悪くても動けるようなこの状態を臨戦態勢と呼んでいる。これを習得できたのは時間貧困な現代人として誇れることだと思う。

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