5月9日 お葬式と火葬
お葬式は11時から。
死後も2日経つと、やはりおばあちゃんの顔つきがだいぶ変わってきた。
今更だがうちで作ったおばあちゃんの祭壇(?)は、なるべくお金をかけずシンプルに、でもお花だけふんだんに使って下さいというリクエストをし、とても綺麗な祭壇になっていた。
おばあちゃんはお花が好きだったのでとても良かった。
昨日のお寿司屋さんが、生前お世話になったからとおばあちゃんにちらし寿司をプレゼントしてくれた。物凄く有難い。ありがとうございました。
お葬式が終わり、棺に思い出の品やお花を詰めた。これがおばあちゃんとの最後の対面になるらしい。数年前にあげて、大事にしていてくれた、健康のお守りと劇団四季のチケットを入れた。沢山のお花が詰められて、最後の百合の花は姉といとこと三人で持って棺に入れた。おばあちゃんの孫3人。
さすがにこの時間はお別れが辛くてみんな泣いていた。もう魂はとっくに上に行ってるのだけど。
火葬場について、おばあちゃんの棺が進んで行くのを見届けるのはとても悲しかった。
あのまま置いておくわけにもいかないし、仕方あるまい。見送りは一瞬で終わりすぐに家に戻った。
焼きあがるのはたったの30分なのだが冷ますのに2時間くらいかかるらしい。
その間に、これまたイベント時にお世話になっていたお弁当屋さんのお弁当をみんなで食べた。
思うことは同じで、これおばあちゃん食べたかっただろうなー。です。
再び火葬場まで行き、骨を拾った。
おばあちゃんはついに骨になってしまった。
大腿骨と背骨はしっかり残っていた。
スタッフの方が丁寧に説明してくれた。
足の指、かかと、大腿骨、骨盤等…
実は骨というのは、繊維がぎっしり詰まっていて
歳をとると繊維同士がだんだん離れて穴が開いたり、脆くなったりしていくのだという
おばあちゃんは、ぎっしり繊維が詰まっていた
しっかり骨の貯金をしてきたということですね
と、スタッフさんが言っていた
全然上手く表現出来ないのだけど
このスタッフさんの説明がとても良く
ちょっと心がスッキリした。
おばあちゃんの指の第一関節の骨が
めちゃくちゃ可愛かった。
また家に戻り、これにて葬儀完了である。
葬儀用の祭壇はすっかり片付けられており、仏壇の前におばあちゃん専用の小さな祭壇ができていた。おばあちゃんの写真と、左右に骨。
今後、おばあちゃんは写真になるのかーと思った。
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