両面フォロー+くっ付き形全集

両面フォロー形とはここでは556のような形を指す。
またくっ付き形とは塔子を作る前段階の形で、
両面フォロー+くっ付き形はこれらの複合であり例えば図1のような形である。

図1

今回はこの部分に着目し、
両面フォロー部分を外系「778」と内系「677」の2種、
くっ付き部分2つを「孤立牌」「亜両面」「中膨れ」「連続形」の4種から2つ選択する計10種、
合わせて20種についてそれぞれ検討してみたいと思う。
また良型を待ち6枚以上(亜両面相当以上)とし、
上良型を待ち11枚以上(通常三面張以上)とする。
形にのみ着目しドラや手役などの打点要素、点数状況などは無視する。
また二次有効牌をあまり考慮しない形態になっているが推奨打牌では少し考慮に入れている。
ただし形上、類型に掛かりうる役(一盃口とか)は推奨打牌に多少反映し得る。つまり三色のようなここで体系化した形の上で普遍性のないものは個別に判断するのでここではないものとして考えるということである。


1、外系、孤立牌+孤立牌

図1-1

例を上記図1の形とし
打8m:11種40枚、良型4種16枚(40.00%)
打7p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
打7m:4種14枚、良型2種6枚(42.86%)
推奨打牌:打8m

図1-2

孤立牌が8である図1-2に対し
打8m:10種36枚、良型3種12枚(33.33%)
打8p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
推奨打牌:打8p

外系においては孤立牌が3~7であれば頭固定し1289であればそちらを切るのがよさそう。
28は微差のため場況で変化し得る(図1-2であれば筒子の上が良いという理由で打8mを選択し得る)。

2、内系、孤立牌+孤立牌

図2

例図2から
打6m:11種40枚、良型4種16枚(40.00%)
打4s:10種36枚、良型5種17枚(47.22%)、上良型1種2枚(5.56%)
打7m:4種14枚、良型2種6枚(42.86%)
推奨打牌:打4s、次候補:打6m

内系になると孤立牌を打つのが勝ると思う。
ただし全体的に孤立牌+孤立牌では頭固定してもそんなに悪くは無さそうという印象はある。

3、外系、孤立牌+亜両面

図3-1

図3-1に対し
打8m:11種37枚、良型5種15枚(40.54%)
打2p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
打4s:9種29枚、良型6種19枚(65.52%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s、次候補:打8m

図3-2

図3-2に対し
打8m:12種41枚、良型6種19枚(46.34%)
打4s:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打4p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s、次候補:打8m

4、内系、孤立牌+亜両面

図4-1

図4-1に対し
打6m:11種37枚、良型5種15枚(40.54%)
打2p:10種36枚、良型5種17枚(47.22%)、上良型1種2枚(5.56%)
打4s:10種33枚、良型6種19枚(57.58%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図4-2

図4-2に対し
打6m:12種41枚、良型6種19枚(46.34%)
打4s:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打4p:10種36枚、良型5種17枚(47.22%)、上良型1種2枚(5.56%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

亜両面+孤立牌においては孤立牌を切るのがよさそう。

5、外系、孤立牌+中膨れ

図5

図5に対し
打8m:11種37枚、良型6種22枚(59.46%)
打3p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
打4s:9種29枚、良型6種18枚(62.07%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:4種13枚、良型2種5枚(38.46%)
推奨打牌:打8m

6、内系、孤立牌+中膨れ

図6

図6に対し
打6m:11種37枚、良型6種22枚(59.46%)
打3p:10種36枚、良型5種17枚(47.22%)、上良型1種2枚(5.56%)
打4s:10種33枚、良型7種22枚(66.67%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:4種13枚、良型2種5枚(38.46%)
推奨打牌:打4s、次善候補:打6m

中膨れが頭候補として瞬間弱いため頭固定が優位になりやすい。
二次変化で頭が作れる特性も1向聴だと有効に機能しづらいか。

7、外系、孤立牌+連続形

図7-1

図7-1に対し
打8m:14種49枚、良型7種24枚(48.98%)、上良型2種8枚(16.33%)
打4s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型3種10枚(24.39%)
打3p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図7-2

図7-2に対し
打8m:13種45枚、良型7種24枚(53.33%)、上良型1種4枚(8.89%)
打4s:11種37枚、良型9種30枚(81.08%)、上良型2種6枚(16.22%)
打5p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図7-3

図7-3に対し
打8m:12種41枚、良型5種17枚(41.46%)
打4s:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打1p:9種32枚、良型4種13枚(40.63%)、上良型1種2枚(6.25%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

8、内系、孤立牌+連続形

図8-1

図8-1に対し
打6m:14種49枚、良型7種24枚(48.98%)、上良型2種8枚(16.33%)
打4s:13種45枚、良型9種30枚(66.67%)、上良型3種10枚(22.22%)
打3p:10種36枚、良型5種17枚(47.22%)、上良型1種2枚(5.56%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図8-2

図8-2に対し
打6m:13種45枚、良型7種24枚(53.33%)、上良型1種4枚(8.89%)
打4s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型2種6枚(14.63%)
打5p:10種36枚、良型5種17枚(47.22%)、上良型1種2枚(5.56%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図8-3

図8-3に対し
打6m:12種41枚、良型5種17枚(41.46%)
打4s:11種37枚、良型7種23枚(62.62%)、上良型1種2枚(5.41%)
打1p:10種36枚、良型5種17枚(47.22%)、上良型1種2枚(5.56%)
打7m:5種17枚、良型5種17枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

連続形+孤立牌の場合は孤立牌を打つのが優位になりそうだ。
ただし受け入れ枚数自体は頭固定の方が多いことも覚えておくと特殊な局面においては応用できるかもしれない。

9、外系、亜両面+亜両面

図9-1

図9-1に対し
打8m:12種38枚、良型4種12枚(31.58%)
打8p:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打8p

図9-2

図9-2に対し
打8m:13種42枚、良型5種16枚(38.10%)
打6p:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打6p

図9-3

図9-3に対し
打8m:11種34枚、良型3種8枚(23.53%)
打8p:9種29枚、良型6種19枚(65.52%)、上良型1種2枚(6.25%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打7m、次善候補:打8p

10、内系、亜両面+亜両面

図10-1

図10-1に対し
打6m:12種38枚、良型6種16枚(42.11%)
打8p:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打8p

図10-2

図10-2に対し
打6m:13種42枚、良型7種20枚(47.62%)
打6p:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打6p

図10-3

図10-3に対し
打6m:11種34枚、良型5種12枚(35.29%)
打8p:10種33枚、良型6種19枚(57.58%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打7m、次善候補:打8p

基本的に亜両面×2は弱い亜両面を切るのが良さそう。
外の亜両面2つだと両面フォローを両面に固定するのが良型最大なのは知らないと実戦中ではなかなか分からないかも。

11、外系、亜両面+中膨れ

図11-1

図11-1に対し
打8m:11種34枚、良型7種21枚(61.76%)
打2s:9種29枚、良型6種18枚(62.07%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7p:9種29枚、良型6種19枚(65.52%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打8m

図11-2

図11-2に対し
打8m:12種38枚、良型8種24枚(63.16%)
打7p:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打4s:9種29枚、良型6種18枚(62.07%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打8m

12、内系、亜両面+中膨れ

図12-1

図12-1に対し
打6m:11種34枚、良型7種21枚(61.76%)
打2s:10種33枚、良型7種22枚(66.67%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7p:10種33枚、良型6種19枚(57.58%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打2s

図12-2

図12-2に対し
打6m:12種38枚、良型8種25枚(65.79%)
打7p:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打4s:10種33枚、良型7種22枚(66.67%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打6m

亜両面+中膨れは頭固定が優位になりやすいみたいだ。
両面フォロー部分が内系かつ亜両面が外の時だけ微差で逆転するんだねぇ。

13、外系、亜両面+連続形

図13-1

図13-1に対し
打8m:14種46枚、良型7種21枚(45.65%)、上良型2種8枚(17.39%)
打2s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型3種10枚(24.39%)
打6p:9種29枚、良型6種19枚(65.52%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打2s

図13-2

図13-2に対し
打8m:13種42枚、良型7種21枚(50.00%)、上良型1種4枚(9.52%)
打2s:11種37枚、良型9種30枚(81.08%)、上良型2種6枚(16.22%)
打5p:9種29枚、良型6種19枚(65.52%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打2s

図13-3

図13-3に対し
打8m:12種38枚、良型5種14枚(36.84%)
打2s:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打4p:9種29枚、良型6種19枚(65.52%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打2s

図13-4

図13-4に対し
打8m:15種50枚、良型8種25枚(50.00%)、上良型2種8枚(16.00%)
打4s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型3種10枚(24.39%)
打6p:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図13-5

図13-5に対し
打8m:14種46枚、良型8種25枚(54.35%)、上良型1種4枚(8.70%)
打4s:11種37枚、良型9種30枚(81.08%)、上良型2種6枚(16.22%)
打5p:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図13-6

図13-6に対し
打8m:13種42枚、良型6種18枚(42.86%)
打4s:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打4p:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4p

図13-6だけ平和の差で連続形を切ったが外系の亜両面+連続形は亜両面を外しておくのが良さそうだ。

14、内系、亜両面+連続形

図14-1

図14-1に対し
打6m:14種46枚、良型7種21枚(45.65%)、上良型2種8枚(17.39%)
打2s:13種45枚、良型9種30枚(66.67%)、上良型3種10枚(22.22%)
打6p:10種33枚、良型6種19枚(57.58%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打2s

図14-2

図14-2に対し
打6m:13種42枚、良型7種21枚(50.00%)、上良型1種4枚(9.52%)
打2s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型2種6枚(14.63%)
打5p:10種33枚、良型6種19枚(57.58%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打2s

図14-3

図14-3に対し
打6m:12種38枚、良型5種14枚(36.84%)
打2s:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打4p:10種33枚、良型6種19枚(57.58%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打2s

図14-4

図14-4に対し
打6m:15種50枚、良型8種25枚(50.00%)、上良型2種8枚(16.00%)
打4s:13種45枚、良型9種30枚(66.67%)、上良型3種10枚(22.22%)
打6p:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図14-5

図14-5に対し
打6m:14種46枚、良型8種25枚(54.35%)、上良型1種4枚(8.70%)
打4s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型2種6枚(14.63%)
打5p:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4s

図14-6

図14-6に対し
打6m:13種42枚、良型6種18枚(42.86%)
打4s:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打4p:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4p

連続形においては良型フォロー部分の内外はあまり関係しない(連続形でノベタンに取れるため)。

15、外系、中膨れ+中膨れ

図15

図15に対し
打8m:11種34枚、良型8種28枚(82.35%)
打7p:9種29枚、良型6種18枚(62.07%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:4種12枚、良型2種4枚(33.33%)
推奨打牌:打8m

16、内系、中膨れ+中膨れ

図16

図16に対し
打6m:11種34枚、良型8種28枚(82.35%)
打7p:10種33枚、良型7種22枚(66.67%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:4種12枚、良型2種4枚(33.33%)
推奨打牌:打6m

中膨れが2つあると頭固定優位である。外系だとより顕著になる。

17、外系、中膨れ+連続形

図17-1

図17-1に対し
打8m:14種46枚、良型9種30枚(65.22%)、上良型2種8枚(17.39%)
打3s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型3種10枚(24.39%)
打6p:9種29枚、良型6種18枚(62.07%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打3s、次善候補:打8m

図17-2

図17-2に対し
打8m:13種42枚、良型9種30枚(71.43%)、上良型1種4枚(9.52%)
打3s:11種37枚、良型9種30枚(81.08%)、上良型2種6枚(16.22%)
打5p:9種29枚、良型6種18枚(62.07%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打3s、次善候補:打8m

図17-3

図17-3に対し
打8m:12種38枚、良型7種23枚(60.53%)
打3s:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打4p:9種29枚、良型6種18枚(62.07%)、上良型1種2枚(6.90%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打3s

18、内系、中膨れ+連続形

図18-1

図18-1に対し
打6m:14種46枚、良型9種30枚(65.22%)、上良型2種8枚(17.39%)
打3s:13種45枚、良型9種30枚(66.67%)、上良型3種10枚(22.22%)
打6p:10種33枚、良型6種18枚(54.55%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打3s、次善候補:打6m

図18-2

図18-2に対し
打6m:13種42枚、良型9種30枚(71.43%)、上良型1種4枚(9.52%)
打3s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型2種6枚(14.63%)
打5p:10種33枚、良型6種18枚(54.55%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打3s、次善候補:打6m

図18-3

図18-3に対し
打6m:12種38枚、良型7種23枚(60.53%)
打3s:11種37枚、良型7種23枚(62.16%)、上良型1種2枚(5.41%)
打4p:10種33枚、良型7種22枚(66.67%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:5種16枚、良型5種16枚(100.00%)
推奨打牌:打3s、次善候補:打6m、打4p

基本的に中膨れ部分を外して良い。連続形が端によると諸説ある。

19、外系、連続形+連続形

図19-1

図19-1に対し
打8m:17種58枚、良型9種30枚(51.72%)、上良型4種16枚(27.59%)
打7s:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型3種10枚(24.39%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打8m

図19-2

図19-2に対し
打8m:16種54枚、良型9種30枚(55.56%)、上良型3種12枚(22.22%)
打5p:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型3種10枚(24.39%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打8m、次善候補:打5p

図19-3

図19-3に対し
打8m:15種50枚、良型7種23枚(46.00%)、上良型2種8枚(16.00%)
打4p:12種41枚、良型9種30枚(73.17%)、上良型3種10枚(24.39%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4p

図19-4

図19-4に対し
打8m:15種50枚、良型9種30枚(60.00%)、上良型2種8枚(16.00%)
打5p:11種37枚、良型9種30枚(81.08%)、上良型2種6枚(16.22%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打8m、次善候補:打5p

図19-5

図19-5に対し
打8m:14種46枚、良型7種23枚(50.00%)、上良型1種4枚(8.70%)
打4p:11種37枚、良型9種30枚(81.08%)、上良型2種6枚(16.22%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4p

図19-6

図19-6に対し
打8m:13種42枚、良型5種16枚(38.10%)
打4p:10種33枚、良型7種23枚(69.70%)、上良型1種2枚(6.06%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打4p

連続形+連続形においては連続形が端によっている場合は端によっている連続形を切り、それ以外は頭固定が良さそうだ。

20、内系、連続形+連続形

図20

図20に対し
打6m:17種58枚、良型9種30枚(51.72%)、上良型4種16枚(27.59%)
打7s:13種45枚、良型9種30枚(66.67%)、上良型3種10枚(22.22%)
打7m:6種20枚、良型6種20枚(100.00%)
推奨打牌:打6m

他の形も表題19に類似するため省略する。

21、まとめ

両面フォローとの組み合わせにおいて基本的には頭固定しておくと大きく損をすることは少なそうである。受け入れもおおよそ頭固定が最大になる。くっつきが強いことがよく分かるというものだ。
また両面フォローが頭候補にも面子候補にもなっているため相方が同じく頭と面子両方の候補として強いと相性が良くなるようだ。

連続形は頭候補にも2面子候補にも強いため良型フォローとの相性が非常によく連続形がある場合は両面フォロー+連続形で残すことが良くなり易い。
ただし端の連続形、お前は別だ。

亜両面は頭候補に、中膨れは2面子候補に強いことが良く表れているかと思う。また2344のような内に寄った亜両面は2面子候補としての側面でもやや活躍する。

ここでは代表的な形を取り上げてみたがまだ他にも3連続形(1234567とか2345678のような形)であったり両面部分が三面張形になるなどここに書ききれなかった形も色々ある。
またドラや三色が絡む打点の差、場況による差、巡目による判断変更、鳴きの考慮など実戦においては他にも考えることがある。
定性的にこっちが良いと暗記するより定量的にこっちがこの位良いとか良型枚数と受け入れ枚数を把握し使い分けていくことが求められる。

そこそこは体系化したつもりだが似て非なる形にも上手く当てはめて使ってもらえれば幸いだ。例えば、

図21-1

上記図21-1のような形を見たらこれが図14-4の類似であると気づくはずだ。
しかし両面フォロー部分の性質が異なっていることに注意がいるだろう。
またその上でドラや三色や一盃口を考慮して打牌を選べばより高い精度の牌効率で戦えるのではないだろうか。
私は図21において打6sが良いと思う。

いくつか例を挙げてみよう。
例の通りでは上手くいかないものや難しいものも混ぜておくので色々考えて楽しんでもらえれば嬉しいなと思う。

図21-2
図21-3
図21-4
図21-5
図21-6
図21-7

まだまだいくらでも作れそうだけど今回はこの辺で。
牌の組み合わせは膨大で所謂絵合わせというのは決して簡単ではない。というより完璧な絵合わせができている人などいない。極一部の組み合わせを挙げるだけで辞書みたいになりそうなのだ。
まだまだ人類は麻雀で遊べる気がして安心できますね。

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