何切る問題を作る

唐突に思い立ったので麻雀何切る問題ってどう作るのかという話をしてみたい。
と言っても私は何切るを作る専門家ではないのでこの辺の主張は結構適当ではある。私の作り方って感じだろうか。

1、主張を決める

主張って何という話だが具体例で説明しよう。
「チーできるよりポンできる方が良い」
これを主張にしよう。
すると下図1のようなものが頭に浮かぶはずだ。

図1

さて主張的には打2pなのだがこれ打5sにすると平和がつく。
つまり一長一短になってしまう。
では次である。

2、主張に誘導する

上記の図1では一長一短になってしまい結論を収束できなかった。
なので対抗候補の主張つまり長所を消してしまおう。
すると下図2のようになる。

図2

これで邪魔な平和は消えてなくなった。
何?真ん中の5より3の方が鳴きやすいかもしれないだと?
じゃあこうしてくれる。

図3

というわけでポンできる分打2pが良いという結論に誘導し主張を通す何切る問題が完成した。
でもさ、これ鳴かなくない?
うむ、では次である。

3、主張を強調する

図3では鳴くことでの速度上昇が打点との兼ね合いで重要性を欠いた。
よって主張が重要な手牌にし、主張の重要性を高めよう。

図4

このようにして
「チーは上家からしかできないがポンは誰からでもできるので打2pが良い」
という主張の何切る図4が完成したわけである。
これが所謂答えのある何切るであると思う。

4、答えのない何切る

厳密には答えはあるんだけれど打牌候補の両方に主張があると色んな人があれこれ言いあう何切るを作れる。
例えば

図5

こんな感じだろうか。
このような何切るは良識を持って相互の主張を楽しんだり、主張の一長一短を定量的に比較し合うなら有意義だが多数の人間の目に留まるとそういう議論にはならないことも多い。

麻雀の何切るを技術向上に使用する場合主張を明確にしたものを作る方が無難だし役立つんじゃないかなというのが現時点での個人的な感想になる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?