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(ニート)卒業旅行

はじめに

この度、人生3度目のニート生活に終止符をうち、3年半ぶりに正社員として働けるようになりました。収入のないニートがなぜ旅行なんてできるんだ!と言うお声が飛んできそうですが、「秘密のボーナス」が入るためです。仕事がはじまると、お金があっても時間がねえ。(仕事のストレスで競馬してお金もねえ時期もあった)となる経験はたくさん味わってきたので、この度、いや、この旅を「(ニート)卒業旅行」と銘打って、大人のおもひで作りを計画することにした。行き先は、鎌倉だ。

鎌倉の理由について

鎌倉は初めて社会人になる前の大学4年生の春、誕生日もかねて1人で卒業旅行と題して出かけた。大仏や、スラムダンクで有名な鎌倉高校前駅、鳩サブレーなどベタな鎌倉旅行をしたが、ひとつ心残りなことがあった。それは「神社に入れなかったこと」だ。この年の2月に大好きだったじいちゃんが亡くなったばかりだった。本当は旅も辞めようかと思っていたのだが、オカンから「せっかくだから行ってこい」と言われ行ってきた。が、しっかりと喪中は神社に入るべからずの教えを守って神社に味を踏みいれることはなかった

そのため今回は、鎌倉の神社に入ってみたいという思いがありリベンジという形で選んだ。

東京雨ストーリー

当日の天気予報はあまりよくなかったが「混まなくてラッキーかもしれない!」とポジティブにとらえることにした。前日は遠足前日の小学生のようにあまり寝られなかった。

出発当日。始発の新幹線で東京に向かう。那須塩原以外全部止まるから新幹線というより鈍行急行だった。始発だというのにホームには人が多い。競馬新聞を握りしめた若い女性2人組を見かけた。府中にでも向かうのだろうか。

寝不足もありうとうとしながら東京に到着。
新一万円に描かれた丸の内駅舎とホンモノの丸の内駅舎を合わせて遊んでたらやばい。乗る予定の電車を乗り過ごした。まあいい。都会は電車がたくさんあるから。東海道本線へ乗り換えた。

これがいわゆる「聖地巡礼」ってやつか。

ターボ東海道本線

東京駅から鎌倉に行くルートは、横須賀線を使って行くルートと東海道本線を使って行く2パターンがあるらしい。最初は横須賀線を使う計画だったがお寺のホームページのアクセス方法を開くとどうやら東海道本線のほうがいいらしい。東海道本線に乗った。
東京駅から乗ると大船駅で乗り換える必要があるが、あまりの停車駅の少なさにびっくりした。東京、新橋、品川、横浜、戸塚、大船。「ホントに普通列車か!?」ってくらい速かった。途中で京浜東北線と併走してデッドヒートを繰り広げる場面もあった。都会の電車はすげえんだなし。

いざ鎌倉

大船駅から鎌倉駅までは横須賀線で2駅。北鎌倉から鎌倉に向かう途中、円覚寺が見えた。そして鎌倉駅に到着。大学生の時の卒業旅行以来。どこか懐かしさもあったが江ノ電の車両は新しくなっていた。1日フリーパスの「のりおりくん」を使って江ノ島を目指した。雨降りで富士山🗻が見えなかったのは残念だったが独特のエンジン音を響かせ、住宅街スレッスレを走る江ノ電はテーマパークのアトラクションみたいだった。車窓から江ノ島が見えたとき、「とうとう来たな!」と嬉しさが込み上げてきた。

あいにくのお天気でした

江の島散策

江の島駅で電車を降りたあと、駅から江の島へ向かうアーケードを通って歩いていった。「あれ?こんなに駅から歩いたっけ?」と思ったが、まあいい。運動になる。
江の島に続く橋を渡ると青銅でできた鳥居の前についた。 

江の島の入口。ようこそ。

江の島のことは前日、絶滅ライン工chで予習してきた。(彼が江の島に行った動画をたまたま見つけた。) 最近、行き当たりばったりで見どころを見落としてしまうことが多かったので、今回はちゃんと乗り換えや行きたい名所について調べた。

江の島でのメインは、「あさひ本店」のエビせんべいを食べることだった。動画で見ても伝わるバカデカさ。ああ、しかし、観光地でしかお目にかかれないバカデカグルメだけは、食わずにいられん。ということでチャレンジした。それがこちら。

デカァアアアアアい!説明不要!そしてすごい熱くて落としそうになった。慌ててハンカチで手をカバーした。作り置きじゃなくて。注文してから作ってくれる。味は、ビールがほしくなる味だった。

せんべいの塩気で汗をかいた分の塩分をチャージしたあと、江の島シーキャンドルを目指した。江の島は比較的、若い女性が多い印象だった。(縁結びだかの場所があるらしい。)
どうやら「江の島エスカー」という乗り物に課金をすると頂上まで簡単に行けるらしいが、わたくしは、アラサー無課金おじさんなので、ひたすら黙々と歩いていった。ひとり旅だと誰も文句を言わないから気楽なもんだ。

シーキャンドルのある頂上についた。雨が少し強まってきて、お世辞にも、シーサイドビューというにはの天気だったが、江の島の街や海岸が一望できて、来てよかったと思った。

シーキャンドルと頂上から眺める海

江の電もなかと自転車ニキ

話は変わるが、みなさんは「江ノ電自転車ニキ」はご存じだろうか。当時、江ノ電で一番古い車両の試運転の撮影に集まった撮り鉄がカメラを構える中、江ノ電の真横を自転車に乗りながら手を上げて走って撮影を妨害(?)した外国人が、大バッシングを受けた事件がある。
今回はその現場をこの目で見たいと思って向かった。現場の近くには、江ノ電もなかのお店、「翁屋」がある。ごまもちと江ノ電もなかを購入した。江ノ電の古い車両のカットモデルの運転席の台には、「江ノ電自転車ニキ」のアクリルスタンドがあった。お店公認の聖地らしい。お店のおばちゃんはとても穏やかで親切な方でした。

江ノ電のカットモデルと江ノ電もなか


江ノ電自転車ニキのアクリルスタンド

鶴岡八幡宮と鳩サブレー

江の島から鎌倉に戻る途中の電車は、朝はそれほどいなかった乗客がだんだん増えてきた。改めて江ノ電沿線が観光地なことを知った。
鎌倉駅に着いた時にも午前中はすいてたが多くの人で賑わってた。
鎌倉駅を出て鶴岡八幡宮へ向かう小道は傘の花。「なんでこんな人いんの?」と思うくらいだった。まぁ、ただ渋谷や原宿と比べな鳩サブレーるとまだ通れるくらいの人でした。みなが思い思いのグルメを堪能する中、わたくしは鶴岡八幡宮へ向かった。雨が強くなってはきたがそれでも境内は人でたくさん。銀杏を炒ってる出店があったのが面白かった。

参拝した後は鳩サブレーでおなじみ、豊嶋屋の本店に向かった。鎌倉の各地で買えるがせっかくなら本店でというところだ。おみやげ用にも手軽な鳩サブレー。缶入りのはなかなかのお値段がするので手は出せなかったがいつか買ってみたい。

そのあと

江の島と鎌倉散策が終わったあとだいぶ時間が余ったので横浜の崎陽軒本店に行ったが長蛇の列で断念。東海道本線の2階グリーン車チートで、横濱チャーハンを喫食した。そのあと東京駅のお店をぐるぐる。キャラクターショップストリートというものがあることが分かった。それでも時間を持て余して、有楽町駅で降りた。いろいろなアンテナショップがあるようだ。銀座のWINSにいってサウジアラビアロイヤルCは本命を当てたがその後はあえなく敗北。相変わらず馬のセンスは、ないやうだ。

結局予定より新幹線を早めて帰宅。ニート卒業旅行に幕を閉じた。季節的にもちょうどよかった。雨で富士山が見れなかった以外は満足。とりあえずこれにて年内は旅行はこれで〆になるだろう。次はどこに行こうか。わくわくしながら仕事のモチベにしていきたい。

江ノ電もなか翁屋の江ノ電と、現役の江ノ電を絡めたワンシーン。雨でも旅は楽しめるけどやっぱり晴れがいいですね。






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