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言葉について

「言葉は刃物」になる。というフレーズを聞いたことのある人は多いのではないだろうか。(元ネタはコナンらしい。調べてはじめて知った。)

そういうと、言葉ってネガティブなイメージにとらえられがちだが、その裏で「言葉はお守り」になるのではないかと思えるようになってきた。

僕自身の体験談になるが、長年の間、「刃物」で刺された傷に苦しんでいた。当然だが、人の皮膚に刃物が刺さると傷ができる。そして刺されたところには跡ができる。
刺した当人はどうだろうか。傷ができないし、刺したことすら忘れているのかもしれない。

本物の刃物で人を指してしまった場合は日本では法律で処罰されるが、残念ながら「言葉の刃物」で人を刺してもあまり処罰されない。(細かいことを書くと長くなるから省略する)

言葉の刃物で刺されたことで僕の人生はめちゃくちゃになったし、ずっと苦しんでいた。「このまま変わらないんじゃないか」と思っていた。

ただ、最近それが自分の中で少しずつ変わってきている。いろいろあって僕はとあるところのお世話になるようになった。そこではポジティブな言葉を言われることが多い。
僕は、そこに来た当初は絶望に溢れていたが、話していく中でたくさんポジティブな言葉をかけられて、過去の「刃物」で刺された記憶が徐々に薄れつつある。
変わりにそのポジティブな言葉が自分の中で「お守り」になりつつある。

これまでは人生に絶望すると「刃物で刺された記憶」が頭をぐるぐるしてフラッシュバックして苦しかった。ただ、最近になってポジティブな言葉が「お守り」になって絶望しても立ち直りが早くなかった気がする。

何が言いたかったかというと、何気ない一言がその人にとって一生心に残ることがあるって話。そしてこれを読んでくださっているあなたには「お守りになる言葉」をたくさん使ってほしいです。

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