さよならヨーカドー
2024年5月6日。イトーヨーカドー福島店が39年の歴史に幕を閉じる。
福島駅西口駅前にあって「県都の顔」として馴染みのあったヨーカドー。閉店を3日後に控えたGW後半の5月3日。我々取材班(1人)はその店内へ入った。
閉店セール
開店とほぼ同時間に入ったこともあってか、入口には従業員の方たちがお出迎えをしてくれた。また、各フロアでも従業員の方たちがあいさつをしてくれた。
店内の至るところには「閉店セール」を知らせる紙があった。閉店を間近にしているからか、商品の入ったワゴンが普段より少ない印象で、店内もいつもより広く感じた。
そして2階に上がって行くとメッセージボードがあった。
「ヨーカドーファン」たちからのヨーカドーに対する熱い感謝の言葉が書かれたカードが貼られていた。中でも多いと感じたのが「ポッポ」へのメッセージだ。ポッポは、ヨーカドーの1階にあるフードコートでラーメンやフライドポテトなどがお手頃な価格で食べれるお店だ。ロゴマークがガチャガチャのアクリルキーホルダーになるくらいの人気ぶりだ。
筆者も感謝の言葉を書いてきた。これほどまでに多くの人に愛されていたお店なんだなと思うのと同時に、子どもの頃に家族で3階のレストランで食事をしたりおもちゃを買ってもらった記憶を思い出して感極まって泣きそうになった。
その後、3階に上がって行くとタオルなどの生活雑貨が並んでいた。スヌーピーの今治タオルがいいデザインだなと思ったが、最終日の6日にも行く予定なのでその時にあったら買ってみたい。
閉店は悲しいけどたくさんの思い出があるヨーカドーの店内を見てしみじみとした思いで店内を後にした。最終日もよろしくお願いします。
ヨーカドーのおもひで1
ヨーカドーといえば「鳩のロゴマーク」が印象的である。お店の外観はセブン&アイグループのマークになってしまったが、店内の扉などには今でも「鳩のマーク」が描かれている。
鳩と聞いて記憶に新しいのはツイッターのロゴマークだろう。昨年の7月にツイッターからXへと名前が変わって、ツイッタラーであった筆者は悲しみに暮れていた。
そんな中、イトーヨーカドーでは「夏のヨーカドーまつり」と銘うって、鳩のロゴマークのグッズをたくさん販売してくれた。
その中でも気に入って買ったのがこれ。
ヨーカドーのロゴマークが描かれているハンカチだ。ツイッターの鳩が飛び立ってしまった悲しみを埋めてくれて宝物である。
ヨーカドーのおもひで2
ヨーカドーの閉店がニュースで報じられた暮れの翌年、「最後のお正月」となるヨーカドーへ向かった。来店者プレゼントで辰年の根付けを配るとチラシで見たからだ。仙台の初売りに参戦した翌日にお店に並んだ。が、気合いが入りすぎて前から5人目くらいの順番だった。そしてもらえたのがこれ。
ただの根付けかと思ったらなんと辰がヨーカドーのロゴを抱えているではないか。そこまでするのかヨーカドー!と思って嬉しくなった。
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