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外国人技能実習生の再入国はいつからなのか?

 新規感染者数も減少傾向となる昨今、自民党の総裁選挙や中国恒大グループの経営破綻危機などがニュースをにぎわしていますね。

さて2021年1月20日、一旦止めた外国人の入国をいつ復活させるのか、技能実習生や留学生などの受入を行っている監理団体関係者は入国の再開はいつなのか気が気ではない状態だと思います。

外国人技能実習生制度に対して、まさに奴隷制度であるとか、その制度を悪用している日本は人権侵害で世界の恥さらしだとかの論評も多々見受けます。

私は現在、直接的に外国人技能実習制度に関係する組織には関与していませんが、現実問題として日本には外国人技能実習生の新規入国や再入国を待ち望む企業や団体が少なくないと認識しています。

中国で5年、タイで5年働いた経験のある私は、東南アジアの若い人のパワーは日本経済に不可欠で重要な要素であると考えているため、この問題に対しては大きな関心があるのです。ですので私はこの制度には当面賛成です。

制度に悪しき側面があるならば、都度改善すればいいとの立場です。

農業や介護分野や建設分野で、これまで技能実習生により人員不足を補ってきたのは事実です。そしてそのニーズがすぐに消滅するとも思えません。

確かにコロナにより仕事がなくなり消滅した会社も多いでしょうが、前述のようにコロナで繁忙になり更に技能実習生の数を増やしたいという企業も多いのです。

現在ベトナムで日本への入国を待っている人数が30,000人いるようです。

彼らも感染が広がる母国で稼ぐ術はなく焦っていると想像できます。

 2021年7月から始まったデルタ株の感染拡大で再入国再開の思惑は脆くも消滅。外国人技能実習生のうち、国別人数でトップのベトナム。コロナ押さえ込み優等生であったのに、感染爆発を起こしてしまい、ホーチミンを始めとしたロックダウンが開始され、それでも感染が収まらずどう経済活動を復活させるか、ベトナム政府も頭を抱える始末。当初秋ぐらいからベトナム往来の復帰を個人的に予想をしていましたが。。。残念な結果になりました。

 送出し機関の日本語センターにいた実習生の多くは、田舎へ帰り、いつ学校に戻れるかわからず。実習生たちもその家族も手持ちの現金がなくなっていく中、厳しい生活を余儀なくされており、早く日本へ行きたいという切実なる声が聞こえてきます。しかし、入国規制が緩和されない限り入れません観光ではなく、必要な人材であるが故にどうにかならないものなのか、こういう時は政治の力でしか解決できないものですが、今の自民党は総裁選にしか念頭にない様子が情けないとしか思えません。

総裁選で日本の経済を立て直す施策が議論されていますが、外国人技能実習生抜きに日本経済は立て直せるのでしょうか?

 このような現状を踏まえ、入国規制に関しての情報をネットで拾ってみました。真偽は確かではありませんが、今後の方向性が見えればいいかなと思います。

①11月入国規制一部解除

 ミャンマーを中心に11月レジデンストラック再開の話が出ており、11月から入国できるようになるから面接を始めましょうと言っているところがあるようです。コロナ感染爆発前でしたら、その話も可能かなと思いますが、今の日本の社会状況で11月に規制緩和が始まるとは考えづらいです。10月あたりでワクチン接種2回が終わった人たちが60%を越えてくるので、そのときどう感染状況が変わるのかによって、方向性がだいたい決まるのではと思っております。しかし自民党総裁選及び衆議院選挙の日程を考えると、11月入国は難しい。

②12月入国規制一部解除

 関係者の方々で結構話として出ているのは、12月隔離あり入国→1月から隔離なし入国という流れになるのではないかということです。この頃までにワクチンパスポートの運用が決まり、72時間もしくは48時間以内のPCR検査陰性証明書で以て、隔離期間の短縮及び解除にするのではないか。

 現在アメリカやEC諸国で取られているのは一定期間内のPCR検査陰性証明書での隔離なし入国です。日本も同じような形になるとは思えますが、またイギリスでの感染拡大も起きており、このまま感染が収束するのが難しいとなれば、再度ロックダウン等の規制が発生する可能性があります。となると、このまま規制が世界各国で解除できるかは見通せない。

③来年春への入国規制緩和

 来年の春に入国規制緩和になり、平常に戻るのではないかという話です。もしかするとこのラインが一番現実に近いのではないかと思います。この場合は冬に再度コロナ感染が拡大することを前提に言われている。

④来年夏以降の正常化

 結局このコロナをインフルエンザ並みの対応に切り替えるためには、ワクチンのみならず治療薬の開発がどうしても不可欠です。タミフルやリレンザのような薬ができて初めてコロナが収束したと言えましょう。それまでは感染が増加及び減少を繰り返し、そのたびに社会が大きく動揺することをなるのではないか。

以上の集めた情報から再入国開始はいつからと考えられるのか?

正直、分かりません。

アメリカや欧州や日本でも3回目のブースター接種予定の話が出始めています。

しかし日本入国を待ち望んでいる東南アジアの技能実習生の母国はいまだ出入国再開の日を明言していません。

マレーシアは10月1日から、タイは10月1日を計画するも延長を決定など各国の海外渡航、観光客受け入れ時期の情報はチラホラ出てきました。

最後に一つだけ言えるのは、2021年12月末までには、日本及び東南アジア各国の観光客やビジネスパーソンの出入国再開時期が固まると同時に外国人技能実習生の再入国時期が決まると考えます。

海外におられる送り出し機関の方々、日本におられる受け入れ機関の方々、そして技能実習生の皆さん、もうしばらくの辛抱です。なんとか持ちこたえて下さい。心からのエールを送ります。

そんじゃまたね!

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