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老後資金問題は人それぞれ。いつ、どこで、誰と、どのように、で考えるべき。

物価は上がっていくけど給料は上がらない。もうすぐ定年だけど、老後資金がいくら必要なのか見当がつかず不安でたまらない。

このような方々が多いのではないでしょうか?
私は現在63歳で地元の中小企業で再雇用で働いています。
65歳まであと1年と7ヶ月となり年金受給も視野に入っています。

定年が近い方にとってのお悩みは、退職後にどれだけお金があればいいか分からない。退職後のお金(老後資金)をどう考えればよいのか?

重要なのは、いつ、どこで、誰と、どのように、という切り口で考えてみることをおススメします。

『いつ』とは、完全に仕事をやめる年のことです。
60歳でやめるなら、65歳の年金受給年までのお金を準備する必要があります。65歳でやめるなら、年金受給額だけで生活が可能かを考えて、不足する分をどうするかを考えねばなりません。70歳でやめるなら、年金を繰り下げれば受給額は増えるので準備するお金は少なくて済みます。

私の場合は65歳を過ぎても現在の給料で再雇用が継続できれば、若干余裕の老後となりますが、はたしてそうなるかは未確定なので、転職や副業の準備も必要だと考えています。

『どこで』とは、老後にどこで住むかによって、支出が変わります。都会にお住まいの方が老後は田舎で暮らすことにすれば、生活費は下がると思います。しかし田舎で住む家が都会で住んでいる家を売って買えるかが大きな問題となります。都会のマンションも今は値上がり傾向で高く売れると思いますが、田舎の中古住宅も同様に値上がりしていますので、安易に考えない方がよいかもしれません。田舎には空き家が多く安い物件は多いのも事実ですが、快適な老後を送るためにはリフォームが不可欠となるので、リフォームにいくらかけられるのかも大切な要素となります。

私の場合は最近住み替えをしました。築100年超の古民家を売却し、その売却額プラスαで購入できるリフォーム済み中古戸建を購入しました。住み替えで手持ち資金を大幅に減らすことは避けた方が良いと思います。

次に『誰と』とは、何人で過ごすのかということです。老後を夫婦二人で過ごすのか、それとも子ども世帯と二世帯で過ごすのか、あるいは高齢の親世代と住むのかによって生活のコストが変化します。現役で働いている子ども世帯と同居するならばその分収入も増えます。親がいれば年金受給者が増えるので収入は増えますが、親が要介護であればその分支出が増えるので、この場合は慎重に計算せねばなりません。

私の場合は私の母がいますが、現在特養に入所しています。その費用は親の国民年金+αでまかなえるので、基本夫婦二人暮らしでの計算でよいことになっています。しかし我々夫婦も共に60歳を過ぎていますので、いかに長く健康でいられるかが重要なことだと思っています。

最後に『どのように』とは、どんな老後の生活をしたいかということです。老後に海外旅行とか、国内温泉巡りとか、ゴルフを楽しみたいとか、色々とやりたいことがあると思いますが、確実にお金がかかります。一方で家庭菜園をしながらつつましく生きると決めたならば、お金の必要はさほどないのかもしれません。

私たち夫婦の場合ですが、妻は温泉好きなので、たまには妻と国内の温泉へ行きたいと思っています。私自身は船釣りと低山トレッキングが趣味なので、月一程度で釣りに行き、月二程度でトレッキングに行ければ、足腰強化と心肺能力の維持を兼ね備えた趣味になると考えています。船釣りは一回あたり1万円かかり、ゴルフと同じ程度の出費なので妻からは控えるようにと釘をさされています。いずれにせよ老化は例外なくやってきますので、いかに老化を遅らせるかを考えて老後をどう過ごすかを考えるのが大事だと思っています。

以上のように、老後どういう生活をしたいかによって、必要なお金も違ってきます。先ずは前述したように、いつ、どこで、誰と、どのように、という切り口で考えてみて、自分なりの老後のイメージを描いてみることです。

日本経済の停滞で円安が進み、日本円の価値が下がり続けています。この観点からも少額投資非課税制度を活用しながら、資産を増やしていくことも大切な事かと思います。

今日の話が参考になれば幸いです。

そんじゃまたね!

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