ちきりんさんのVoicyでのトヨタ叩きについて思う事。

ちきりんさんのVoicy、#343トヨタ自動車の危険な賭、#344水素エンジンとかマジ？の2回の放送を聞いて感じた事を書きます。

ちきりんさんの主張としては、世界はEV車への動きを加速しているのに、内燃エンジン車を残せとか水素エンジンがエネルギー効率が良いとか主張するトヨタは時代錯誤だ。トヨタにはエンジンを無くすことは日本における大量の雇用損失を招くので絶対阻止すべきという思いが根底にあるのだ。

さて皆さんはどうお考えですか？

トヨタ関連の会社（サプライチェーンも含む）に勤務されている方々にとっては何をバカなことを言い出すんだと大クレームの嵐かと想像できます。

私もこの放送を聞いた時、ちきりんさん、それは言い過ぎでは？と思いました。日本経済におけるクルマ産業の重要度は理解しているつもりです。

海外にも多くの製造拠点を保有し、現地の経済も支えています。

しかしちきりんさんの発言内容を何度か思い返してみると、その通りなのかもという思いが湧いてきました。

これからの日本が世界に打って出る、また、世界的評価の高いものは何か？

情けない話、アニメとか漫画しか残ってないですよね。

家電、携帯、半導体、グローバル世界では全て敗れ去りました。

このままだと、メイドインジャパンのクルマも同じような運命をたどるのでは？

世界で売れるモノは、現地の値ごろ感で買えるモノ、売れるモノであり、すでに品質最優先ではないんです。

私も中国とタイでメイドインジャパンの看板を立ててビジネスをやってきましたが、確かに日本品質を評価する現地人はいましたが多くは売れず、ビジネスとしては別の視点が必要だと痛感した経験があります。

品質がいいのは分かる、でも高すぎて買えない。

品質はそれなりでいい、もっと安いものはないのか？

現地の顧客に何度となく言われました。

家電も日本製は耐用年数10年だが、中国製は1年で壊れる。

日本製は高いけど長く使える。だから長い目で見たらお得ですよ。

いやいや、そんな先のことなど考えない。今買えるものを選びたい。

日本のメーカーは世界との考え方の相違にずっと苦しんできた経緯があります。そして現在の状況は？

やはりクルマも家電や携帯や半導体と同じ道をたどるような気がします。

世界の求めるクルマはEV車のみ。

この流れに逆らえないのです。

逆らってはいけないのです。

日本のクルマ、業界そのものも、すでに終わっている可能性があります。

遅くはない、内燃機関（エンジン）を捨て、すべての技術開発をEVへ。

巻き返しができないと思ったなら、早急に業種転換を。

クルマ関連で働かれる方々には、早く転職を考えた方が身のためでは？

時代の波には逆らえないのです。

逆に時代の波に乗る努力をすべきだと思います。

私は学卒後、日本のモノ作りは世界一だと信じて働いてきました。

だから日本のモノ作りの素晴らしさは理解しているつもりです。

しかし、時代は変わりつつあるのです。

もうすでに変わっているのです。

そんじゃまたね。

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