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母が特別養護老人ホームへ入居することが決まりました。その経緯を話します。

親には幸せな老後を過ごして欲しい。

できれば家で最後まで看取りたい。

子供なら誰でも経験する親の介護問題。

昔なら嫁いできた嫁が義母の世話をするのが常識でしたが、人生100年時代となり、頼るべきところには頼ろうという風潮に変化して来ました。

私の場合も祖母や祖父の介護及び看取りは、私の母が家でやりました。

その母が現在介護型医療施設に入院しています。

私たち夫婦は共働きですので、妻が母を家で介護するという選択は非常に難しかったため、妻と一緒に色々と情報収集して現在に至りました。

そして先日、特別養護老人ホームより入居可能との連絡が来たのです。

先ず最初に特養とはどんな施設なのかを下記記事で確認できます。

親の介護問題で頭を悩ませるのは、どこに頼るか、そして費用は?

となります。

子供としてもできるだけ快適な環境で親の余生を過ごして欲しい。

しかし、かかる費用はできれば親の年金でまかなえないものか?

当然の思考だと思います。

事実、我々夫婦もそう考えました。

親の資産や自分の貯蓄が潤沢にあるならば、月額数十万の老人ホームへ入居も可能でしょうが、そういった方は少数派かと思います。

私の父は自営業でしたので、母の年金も月額57,000円程度です。

この金額で入居できる老人ホームといえば、やはり特養ですね。

特養に入居できなくても、親の介護費用を安くする方法を以前の記事で書きました。関心があれば、下記を参照して下さい。

要点としては、

①親と世帯分離する

②介護費用限度額申請をする

とにかく親の介護が必要になった、そして費用は何とか安く抑えたいという方に参考になると思います。

さて今日の本論へ戻りますが、現在特養への申し込みは法改正により以前より入居待ちが減ったとはいえ、なかなかすぐには入居できない状況です。

早ければ数カ月、長ければ数年待ちです。

この入居待ちの状況を見て、特養への入居をあきらめる方も多いと思います。

しかし、決してあきらめないでください。

とにかく特養への入居申し込みを複数施設で行う事が大事なんです。

我が家の場合は、母の介護が必要になった時期に、とりあえず一般病院へ入院してもらい、病院のケアマネージャーからのアドバイスもあり、医療型介護施設を紹介してもらい、そこへ転院しました。

始めの一般病院へ入院する際に、妻が特養を3ヶ所に目星を付け、申し込んでくれていたのです。

時系列に説明すると、2020年12月に最初の一般病院へ入院し、2021年3月に医療型介護施設へ転院、そして2021年8月末に特養への転院が決定しました。

ですから特養への申し込みから5ヶ月で入居が実現した訳です。

特養の申し込み時点で100名以上の入居待ちがありました。

5ヶ月間という時間を長いと思うか短いと思うかは人それぞれだと思いますが、入居できる、できないで考えれば天地の差だと思います。

とにかく特養に申込みだけはしてみるという、妻の行動に感謝の気持ちしかありません。

特養入居にかかる費用は、前述の措置により現在の医療型介護施設と比較し、さほど変わらないものとなるようですが、施設の環境を考えると母にとってより快適なものになります。

さらに特養では『最後までの看取り』を引き受けてくれるのが子供として安心している点です。

以上、自営業をしていた親の年金額の範囲で特養に入居できた経緯を話しました。

この記事が何かの参考になれば幸いです。

そんじゃまたね!

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