見出し画像

共有コントラクトと独自コントラクトの違い

これから本格的にNFTコレクションを作りたいと思っている人は、始める前に考慮しなければならない大事な点がありますので是非ご一読ください。

NFTには2種類の発行方法がある

NFTを発行する際に利用するスマートコントラクトという契約書。実は大きく分けると2つの種類があります。

OpenSeaから画像をアップロードして作成するコレクションは共有コントラクトというもので、OpenSeaが作成しているスマートコントラクトをお借りして作っていることになります。

それに反してBored Ape Yacht Clubなどのような有名コレクションでは、独自コントラクトというものが使われており数ヶ月前まではこれを一般の人が作るのはかなり難易度が高かったものでした。

しかし、ここにきて https://thirdweb.com/ というシリコンバレーのベンチャーが登場!ものすごく簡単に独自コントラクトが作れるようになりました。正直誰でも作れますし、OpenSeaより簡単なのに、独自コントラクトで作れてしまうので絶対にお勧めです。

OpenSeaかthirdwebか?

ユーザーの方からこう相談されたら間違いなくthirdwebとアドバイスします。お子さんのプロジェクトだとしてもOpenSeaではなくthirdwebで作成しましょう。また学生さんやアーティストの方もOpenSeaではなくthirdwebを利用して作品を発行されると良いと思います。

初心者がよく勘違いしてしまうのは、OpenSeaで出すからOpenSeaで売れる。と思っていること。実は、NFTを作る場所と売る場所は全く別物なのです。

OpenSeaでNFTを発行し、OpenSeaで売っている。これが一般的ですが、thirdwebでNFTを発行し、OpenSeaで売る。ということもできるわけです。つい数ヶ月前まではOpenSeaが唯一の販売できる場所だったためこのような構造になっていますが、今ではRarible他様々なマーケットプレース(NFTを売る場所)が出てきています。なのでOpenSeaで発行する必要はありません。

新しく登場したthirdwebは、OpenSeaと構造的に全く違ったコントラクトなんです。NFTのプロジェクトはいっときのものではなく長期間維持するものなので、初めの構造は非常に大事だと思います。

携帯電話の電話番号で例えれば、thirdwebで作ったものは100%自分の電話番号であることに対し、OpenSeaで作ったものは仮の電話番号で使っているみないなイメージです。

OpenSeaで作るとOpenSeaの縛りをうけたNFTになってしまうのに対し、thirdwebで作ると完全自由に自分のNFTとなるというほどの大きな違いが生じてきます。独自コントラクトというものなのですが、これは少し前までは非常に難しい技術により普通の人が簡単に作れるものではなかったのです。

しかしここにきてさすがシリコンバレーのベンチャー!thirdwebというサービスは、デベロッパーも絶賛のサービスです。めちゃくちゃ簡単ですしコードも使わないのでOpenSeaと同じように発行できるんです。

ここで発行すると、OpenSeaでも売れるし、Raribleでも売れるというようにどこのマーケットでも売れるというとても柔軟な形になります。OpenSeaで発行してしまうとOpenSeaのサポートなしでは(対応してるかしていないか)自由にどこでも売れるというわけには行かないのです。

NFTコレクションは一度作ったら長期かけて暖めてゆくものですので、始め方というものが最も重要ですね。


この記事が参加している募集

週末プロジェクト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?