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20年前買ったSerani PojiのCDのLPレコード版がリリースされた

どういうことだってばよ。

生まれて初めてAmazonで買ったのはCDだった。
Serani Pojiのワンルームサバイバル。

忘れるはずがない。これを買うためにAmazonのアカウント作ったのだから。それにしてもまだCD版を買える=在庫があるのか。これより後に出た、大手商業レーベルを通っていない……というか実質セガの出版部門みたいなとこから出たアルバムの物理媒体の方がレア物になってしまうとは。

で、その、ワンルームサバイバルのLPレコードが出ていた。収録曲のうち、「ぴぽぴぽ」と「スマイリーを探して」の2曲が海外で大バズりしたとかで、サブスク配信されるわ、公式倍速版が出るわ、デッケェ円盤がリリースされるわと、随分フッ軽な事態になっていたようだ。
SNSぜんぜん見ておらぬゆえ流行りごとに疎く、またSerani Pojiの曲は大昔にCDからMP3化したやつを未だに聴いているような状態であるので、レコード発売から数ヶ月経ってようやく本件を認識する事態となった。
そんな拙文を、到着したレコードを聴きながら書いている次第。不思議なもんだ。CD、MD、MP3と聞いてきて、サブスク配信で聴いて、そんで最後に聴いてるのがLPレコードだからな。どっかで歴史がループしてやしないか?

しかしなんというか、感慨深いな。
私がCD版を買った頃はまだ、主にボーカルの方が変更になった点において、このアルバムはけっこう評価が割れていた。割りかしキツめのご意見も視界に入ったもんだ。
ネット上における否定・批判のドギツさって、どの分野においてもあんま変わってないと思うよ、昔から。その伝達速度が爆速になってあらゆる人の間で反響するようになったこと本人に直接投げつける手段ができてしまったことが、事態を突然悪化させたように見せているけど、本質はなんも変わってないと思うの。

いかん話が逸れた。無理矢理まとめよう。
とにもかくにも、20年前の私に、
「お前がいま百万回見てるミスラFlashの曲 20年後に世界を股にかけて流行り LPレコードが出るぞ」
と言ったら、衝撃によりその場でプリケツを晒しレベルダウンした後ホームポイントへ帰っていくだろうよ。