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Play a life

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今日はなんか私が1番好きな舞台について描きたくなったから、書く‼︎‼︎
Play a lifeっていうんです。これは1番最初に観たのはYouTubeで配信してたやつなんですけど、深夜に、なんとなく流れてきたPlay a lifeを見てみたんです。深夜だし、作業しながらだし、携帯の小さい画面で観てたはずなのに、涙が止まらなくて、嗚咽です嗚咽。
私にとっては大切な舞台のお話です。

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ある世界史の臨時教師の人生とその先生がたまたま担当になってしまった、教育実習生の人生が交わったところにできたお話です。
世界史の先生の奥さんが、教育実習生の恩師だったんですけど、教育実習生が猫の絵を恩師のチョークケースに描いたんです。猫嫌いだったのに、かわいいねって恩師が言ってくれたんです。恩師は車に撥ねられそうになった猫を助けて、亡くなったんです。世界史の先生は恩師が亡くなったことを受け入れきれずに恩師がいるかのように振る舞ってる。そのことに気がついた教育実習生は恩師が言ってくれた言葉を世界史の先生に教えるんです。

人生はあなただけの世界なんだよ。亡くなった人の人生は世界に溶けて私たちを見守ってくれてるんだよ。

そんな言葉で世界史の先生は救われる。
そんなお話です。あいっかわらず台詞はこんな感じ〜でごめんなさい。

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ネタバレって書いていいものなのかわからないですけど、書いちゃいました。
すごく泣ける舞台なんです。最初は世界史の先生の奥さんが亡くなってるなんて知らない。世界史の先生が奥さんの死を受け入れると同時に私たちも奥さんの死を受け入れていく構成なんですけど、これがまた泣けるんです。
奥さんの死を受け入れたくないその思いに共感して泣き、奥さんの死を受け入れ泣き、奥さんの死が小さい頃に初めて担任を持った子どもが描いてくれた猫を守るためで、その事実に泣きます。
初見だと時系列順に泣けるんですけど、2回目観ると奥さんの死を受け入れてない先生の様子が最初から分かって、その姿に開演と同時に泣きます。

ミュージカルなんですけど、ポップな曲もブルーな曲もあって、そこも涙腺を全力で緩ませてきます。
曲でも伏線を作ってくるんです。段々と同じ曲が編曲されて物語が進むにつれ前向きなメロディーになっていく。歌詞もどんどん前向きになっていく。そんなお話大好きです。

再演を映像で観て再々演を生で観たのかな?再々演を映像で観て再々再演を生で観たのかな?本当にわからなくなるくらい演じられている舞台なんですけど、セットが堪らないんです。
映像で観たものも生で観たものも、基本は学校の机と椅子が吊るされていたり重なっていたり、学校をイメージしたセットで、机を重ねたものが棚になったり、本当に学校の机になったりするんですけど、綺麗なんです。おしゃれで綺麗。どこか懐かしい気がします。現役で使ってるんですけど笑
世界史の先生が言う、

歴史はひとりひとりの人生の糸が織りなす1枚の布なんだ。たまたま糸が絡まって目立つところが教科書に載っているんだ。

っていう台詞がテーマのようなそんな糸のほつれた大きな布のようなセットが背景になってます。これもまたおしゃれですよね。でも、儚くて切ないそんな雰囲気です。
全体的にはこのままコーヒー頼めるんじゃないかってくらいおしゃれなんです。劇団TipTapさんの他の舞台セットもおしゃれで、たくさん観たいんですけど、時間がなかなか合わずに観られてません。
最近復活したんですよ。確か。劇団が。
調べてみたら早稲田のミュージカル研究会からできたみたいです。流石ですよね早稲田。演劇学びに早稲田行きたいなって思ったこともあるんですけど、バチバチに理系なのでできませんでした。生まれ変わったら舞台に立つ側の人間になって、勉強も頑張って、早稲田の文学部に入りたいです。

劇団のホームページにDVD販売がありました。買います。本当に泣けるのと、人生ちょっと前向きに生きられる気がします。

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私が生で観た中で1番好きな作品Play a lifeでした。
いかがでしたか。ぜひ観てみてください。

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