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誕生日

わたしはお誕生日の前日、彼と洒落たイタリアンへ行き、二人でお酒を飲みました。二人でお酒を飲むのははじめてでこれがあまりにも楽しくて、今が永遠に続けばいいと思ったくらいだったから、なにを話したのかをよく覚えているくらいだ。残った海鮮アヒージョのオリーブオイルが勿体無くて、パスタやピザにかけて食べた。

普段なら絶対に行かないゲームセンターなんかにも行ってうろうろしながら、ガチャガチャを見たり、マリオカートで競争したりもしました。(惜しくも最後追い抜かれて負けました。)
最後に連れて行きたい場所があると言ってくれて着いた場所にはだいすきなひとたちが集まってくれていました。こんなにも沢山のひと達にお祝いされたことは人生で一度もなかったので、嬉しすぎて数分なにも考えられず、どこか上の空な気持ちでした。お誕生日プレゼントやケーキまで用意していただいて、お誕生日のメッセージ動画は40分もありました。みんなのあたたかい想いに涙が止まらず、思い出しただけでも、しんまであたたかい、そんな気持ちです。みんなと朝方まで、色んなお話しを聞きながら、うんと幸せいっぱいな気持ちで眠れました。お誕生日を企画してくれたひと、集まってくれたみんな、県外から、海外から、メッセージや電話、ギフトや動画などでお祝いしてくれたみんな、ありがとう。来年も再来年も一番近くでお祝いさせてほしいと言ってくれるひとが、こんなにも近くにいてくれること。わたしのことを大切に想ってくれている全てのひとへの感謝の気持ちを共有できたら、それ以上の喜びはないと思います。みんなありがとう。

わたしは、歳を重ねることは決して寂しいことでは無く、最後の最後までなにがあるかわからないものだからこそ歳を重ねるたびに人生がいいものに思える、そう思います。もし死んだとしても大好きな猫とかに会えるだろうし、きっとあの猫もあの猫も待っていてくれるだろう。
この世から、美しい気体となって消えていったものたちばかりがいる場所で。

21歳、これからも大切にしたいと思うひとを大切にできる人間であろうと思います。

この夕食の時間を思い出し、集まってくれた人を思うだろう。どうか、わたしもあなたも人生が楽しいものでありますように。みんなも、こつこつゆっくりね。わたしは今日もそう祈った。

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