「知る」の罠を知る
様々な技術の進歩、環境の変化により、人に求められる能力というものが大きく変化しつつあると感じる。これまでの歴史を見てももちろん、時代時代で求められる人材像は変化してきたわけだが、その速度が、ここ数年は過去に誰も経験したことがないほど速くなっている気がする。
無論こういった話は多分に主観を含む感覚的なものであるため、違った感じ方をしている人も多かろうと思う。その多様性も含め、かつて体験したことのない領域に差し掛かっているという感覚でいる。ただこれは言ってしまえばどの時代だってその時点で「過去に体験したことがない状態」であったはずなので見方によっては「何も変わっていない」と言えるかもしれない。
先日、小学校の授業参観を見に行き、小学校のあり方、運営のされかた、授業の進め方などについて、私自身が小学生だった35年ほど前とは大きく異なっていると感じる一方で、子どもたちには変わっていない部分があり、それがおそらく今後、求められる人材像の変化という観点から見て少々「まずいな」と感じたのでそれを書いてみようと思う。
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