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地域活動支援センターって何?

こんにちは。
僕は、精神保健福祉士で地域活動支援センターという施設に勤務しています。
今回は、その地域活動支援センターについて話したいと思います。


地域活動支援センターとは?

自立支援法(現:総合福祉法)になってから十数年になります。
最近になって障がいのある方の日中活動の場がものすごく増えてきています。

就労継続支援B型や就労継続支援A型という名称は、知ってる方が多いと思いますが地域活動支援センターという名前は聞いたことがない方が多いと思います。

地域活動支援センターは市町村の事業で、
障がいのある方への居場所と創作的活動の提供を行うサービスです。
略して「地活」ということが多いです。

就労継続A型B型は名前の通り、仕事や作業を提供し、就労するため、または継続できる力をつけるためのサービスです。

地域活動支援センターは、一言で言うと就労継続より緩い場所です。

はじめて日中系の福祉サービスを利用する方には、入口としては入りやすい場所だと思います。

行っている活動も様々で内職のような軽作業をしている事業所もあれば、
作業はせずにサロン的な居場所の提供のみ行なっているところもあります。

気軽に利用できる施設

基本利用料がかからないのがいいところです。

また、区分認定も必要ありませんので、手間のかかる手続きもないので利用を始めやすいこともいいところとしてあげられます。

障がい者手帳をお持ちの方や手帳をお持ちでなくても、精神科に通われている方で自立支援医療を受けている方や指定難病の方も利用の対象になります。

福祉サービスを利用したことない方や今までずっとご自宅にこもりきりだった方、福祉施設に興味があって少し外の世界に出てみたいけどちょっと怖いと思ってる方に入り口としては本当にお気軽に利用できる施設だと思います。

興味のある方は、お近くの地域活動支援センターに直接問い合わせてもいいと思いますし、不安でしたら市町村にある保健センターに問い合わせることもできると思います。

地域活動支援センターの例

僕が勤めている事業所を例として紹介したいと思います。

僕が勤めている地活は、主に精神障がいの方が通う事業所で、軽作業を行っている事業所です。

40分の作業時間を一日4回行います。

作業内容は、お土産屋さんに売ってるような和菓子の箱折やカーテンレールの部品作りです。

作業をした時間に応じて工賃をお渡しさせていただく仕組みになっております。
作業は、その人の得意なものを基本的にはお願いして、初めての方は、最初は特に簡単な作業から慣れていってもらうことに気をつけています。

作業は毎日行っていますが、利用者の方が来たら必ず作業をしないといけないか?というかそうではありません。

ゆっくり過ごすために来る、職員や他の利用者とお話するために来る、といった目的で来られる利用者の方もいらっしゃいます。

それで自分の調子(いわゆる精神的安定)が整えることができるのです。

挨拶だけに来られる方もいらっしゃいますし、1年に何回かしか来ない方もいらっしゃいます。

それくらい自由に利用できるのが地活のいいところで手続きも手間いらずですので、最初の一歩としては入りやすい場所だと思います。

地活のデメリットとしてはあげるならば作業が緩い分、工賃(お給料)が就労A型やB型に比べ、少ないことが多いことです。

ですので最初から工賃(お金)を稼ぎたいという気持ちの方は、A型B型を探してみるのがいいと思います。

最後に

以上、簡単でございますが地域活動支援センターの紹介でした。

読んでくださり、ありがとうございました。
どなたかの参考になれば幸いです。

youtube版もありますのでよかったら覗いてみてください。
(同じ内容を読み上げているだけなのであまり意味ないかも…)

#地域活動支援センター
#障がい者施設

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