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ボニーバニーの前髪パーツがよく落ちるので対策してみた備忘録

こんにちは。雨屋れいんです。

今回はタイトル通り、ボニーバニーの前髪がよく落ちるので対策してみた話を記録しておこうと思います。

※こちらの記事ではボニーバニーをメインとして扱っていますが、その他ブラインドドール(KUKAKA虫虫カフェ/ufdollドリンク/DoReMiバンド/一万回の脱出計画..等)でも同様の効果を確認済です。少しでもご参考になりましたら幸いです。


イチゴメイメイちゃんとミルクシェイクちゃん

実のところイチゴメイメイちゃんはそこまで前髪が落ちる感じではなかったのですが、ミルクシェイクちゃんをお迎えしたところ前髪がぼろぼろ取れる現象に遭遇したため今回の挑戦に至りました。
また、前置きとして書いておきますがこちらの処置はあくまで自己責任にて行ってください。

話が話のため、「ドールのバラバラの写真」が頻発しますので苦手な方は引き返してください。


対策方法とその道具

今回対策する方法を「フィギュア パーツ すぐ取れる」「ねんどろいど すぐ取れる」等色々検索したところ、下記サイトにて水性ニスでフィギュアの関節ゆるみ対策をする方法を発見しました。

なるほど。水性ニスが百均で買えると。
でもニスだとツヤが出ちゃうよなぁと思いながらダイソーに向かったのですが、なんとありました。マットバーニッシュ。これでツヤを出さずに補強できる。
ちなみに商品陳列場所としてはDIYの棚付近です。探す時はご参考までに。

ダイソー マットバーニッシュ 110円(税込)
昔買った面相筆 値段不明

元記事ではシリンジを使用していましたが、今回は関節ではなく面を塗りたいため面相筆を使用します。昔買ったものが手元にあったのでそれを使用しましたが、各自使いやすいものをご用意ください。百均にもあります。
塗る面積も狭く、狭い場所もあるため細いものが使いやすいと思います。


そもそも何故前髪が外れるのか?

同じ前髪のイチゴメイメイちゃん、ミルクシェイクちゃん。飾りのパーツが違うだけで基本的に同じ形状です。
そして前髪がやたら落ちるのもこのふたり。

まずは取り外して、髪の毛だけを噛み合わせてみましょう。

ミルクシェイクちゃん髪パーツ

噛み合ってる面積そのものは意外と狭いようです。
しかし造形の問題をどうこうできるわけでもなく、かといってパテを盛ったりしたくもなく、ひっつき虫たまに溶けるからちょっと避けたい……と、結論として先程のニス塗り対策にたどり着きました。


具体的にやったこと

先程判明した「噛み合ってる部分」にマットバーニッシュを塗っていきます。
やることはそれだけです。

まずは作業スペースを広めにとりましょう。可能であれば、マットバーニッシュを倒さないための固定の何かがあると安心できるかもしれません。作業中に倒すと大変なことになります。
もしくは作業用に小さな使い捨てパレットを用意して必要な分のマットバーニッシュを取っておいてもいいかもしれません。ひっくり返してもダメージが少なくて済みます。

面相筆に多すぎない量のマットバーニッシュを取り、該当部分に薄く塗り拡げていきます。

噛み合わせるのに一番大切な場所(多分)

具体的に図で表すと、こう。

左右両側やりましょう。

ピンクで囲った前髪上部と、紫で囲った差し込みパーツ部分。これらを左右両側マットバーニッシュで塗っていきます。
できるだけムラのないように塗っていくのが良いかと思いますが、正直裏面である上に元々の塗装に一部ムラがあるのでそこまで神経質にならずとも良いかと思います。

後ろ髪の塗る場所

後ろ髪も忘れずに。こちらも左右両側塗りましょう。こちらはすでにマットバーニッシュを塗ったあとの写真ですが、筆の跡が残っている程度ですね。乾いたらどうなるんでしょうか。
イチゴメイメイちゃんは強めのピンクなので、少しだけ、うっすらと白い液がついているのが分かるかな?という感じでした。
もし明らかに液溜まりが起きている場所があれば、筆等で取り除いてあげてください。

必要のない場所に塗ってしまった時は拭き取ってあげてください。ティッシュでも拭き取れますが、繊維がつきやすいので非推奨です。

せっかくなのでイチゴメイメイちゃんも処置

……というわけで塗り終わりました。
塗り終わったら、使った筆をすぐに洗ってください。結構早く筆が固まって駄目になります。

あとは乾かすだけです。瓶の説明書によると夏場は1時間、冬場は2時間程度で乾燥するらしいですが、長めに乾燥させておくと安心ですね。一般的なニスは3時間程度だそうですが、ものによるので説明書などを確認しましょう。
もし塗り重ねるようであれば、完全に乾燥させた後に塗り足してください。
また、あけた瓶の蓋にあけた年月日を書いておくと役に立つ可能性があるので書いておきましょう。次に使う時の参考になります。多分。


乾いたあと

というわけで3時間ちょっと放置しました。
乾いた状態を確認してみましょう。

うっすら筆の跡が見える

筆の跡がわずかに残っているようです。
でもこれが角度を変えてみると

???

写真で見るぶんには塗り跡もみえないようです。
このように色がつく事もなく綺麗に仕上がってくれます。ものによっては初期からの塗りのムラと混ざってわからなくなるものもあるかもしれません。


さて、綺麗に乾いた事を確認したのでお顔に合わせてみましょう。
落ちない事を確認するために少し振ってみます。ごめんね……
(ボニバニちゃんを少々乱暴に扱うGIF動画となるためご注意ください)


↓↓↓↓


落ち…ない!!

このようにがっちりと噛み合っています!
これでも落ちてしまう方は、二度塗り、三度塗りしてみるといいかもしれないのでお試しください。接着剤やパテを手に取る必要はありません!
ちなみに、このやり方での補強はあくまで薄い膜のコーティングによる補強なので、何度も髪パーツを外すうちに摩耗してコーティングが落ちていきます。効果が薄くなってきたらまた塗り直せば補強効果は出るらしいので、ご参考までに。


後日追記

あれから3日ほど。
前髪の噛み具合は安定したまま。そのまま大人しくしていてもらう分にはなにも困らず、ポージングさせても前髪が落ちることもありません。
しかし一応記事を書いた責任として、処置した部分の確認はしておくべきかと思い、一度前髪を外して確認してみました。
前髪を外そうとすると「パリッ」という音が。えっ?!まずいことしたか?!と思い患部を確認してみたところ、わずかにニスの膜が剥がれていました。

ニスの剥がれ箇所

どうにもニス同士の貼り付きで固定されていた説も提唱したほうが良さそうな雰囲気。しかしこの後前髪を戻してみても前髪は落ちず、塗装も無事そうなので問題無しとしましょう。
念の為もう一度言いますが、処置は自己責任で行ってください。


結論

ボニーバニーの前髪はマットバーニッシュの薄塗り(場合により重ね塗り)で解決できる!!
ということになりました。困っていた方は是非お試しください。

では、またいつか。

ばいばい

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