ドラマ「学校のカイダン」感想

学校のカイダン

TVerで配信されていたので急遽視聴。
2015年の作品なんですね。もう9年前か…。

■須堂夏樹

学園を裏で支配してる権力者のリーダーで、思春期ならではのぴりっと張りつめた空気が漂う感じがかっこいい！
気だるげで冷たい喋り方もいい。
最初は主人公と敵対してるけど、改心してからは味方になってくれる生徒。
よく物に当たってるし、始めは嫌な奴の印象が強かっただけに、6話の改心以降どんどんかっこよく見えてきます。罪な男。

ドラマで黒髪に青色のカラー入ってるの珍しいね！？私も同じ髪色にしたい。
仮面ライダーの戦極凌馬みたいな、前髪流してストレートで一本縛りの髪型、こちらもなかなか見ない髪型な気がするので観られて嬉しい…。
と思ってたら、8話で髪切って短くなるのも最高すぎて叫んだ。

帝一の氷室先輩、ナンバの剛が学ランだったので、同じ学生だけど須堂くんのブレザー+黒のタートルネック+黒いピアス+黒のロングコートは大人っぽい魅力があって素敵だった。

昔は右のまぶたがちょっと重めだったんだなあとか、活舌が良くなってるなあとか、9年前と現在の間宮さんを比較しながら観るのも楽しかったです。

■ストーリーなど

学校という閉鎖空間をぶち壊してつくり変えたい。
その感情は理解も共感もできるけど、大人の私にはもう合わなくなってきちゃった題材かな…と思いながら最初観始めたのですが、なんだかんだ楽しんで観られました。
生徒たちの葛藤を見て、私も昔こういう感じだったなあと懐かしくなったり。
大人より中高生が観たらもっと楽しめそうなドラマな気がする。

生徒会メンバー、プラチナ8、先生、彗と、毎話それぞれの登場人物が掘り下げられていて、観てて飽きなかったです。
始めの方は綺麗ごとを並べてるご都合主義かなと思ったけど、彗の過去が結構重ため。
いじめの加害者が彗の名前すら憶えていなかったところとか、救いがなくて辛いけどリアリティがあって良かった。彗には幸せになってほしい…。

よく書類を破いたり燃やしたりしがち。
演出上仕方ないけど、生徒の態度や支持がころころ変わったり、不自然にギャラリーが大勢いたり、拡声器で演説したりするのは現実味がなくて少し気になってしまった。。

その昔テニミュのオタクだったので、白洲迅くんと神永圭佑くんが出演されててテンションが上がりました。

主題歌のB'zの有頂天がかっこいい。

■各話の感想メモ

・2話
ステーキ定食、プラチナ8人に対して生徒会7人だから1食余っちゃわない！？と思ってたら「俺太ってるから2食分」できっちり8食持って行って笑った。

・4話
神木隆之介くんの怒りで震えてる演技に圧倒された。
職員室で泥団子投げるの、スカッとしたけど冷静に考えると停学とかにならない！？

・6話（推しがいっぱい出てる回）
タワマンなのにがばがばセキュリティ。
ツバメが演説してるときの、間宮さんの絶妙な表情の変化が好き。
プライド高いだろうにきちんと謝罪できるし、相手に土下座させたから自分たちも土下座する（しかも親と先生の前で）ってなかなかできることじゃないのでは…須堂くん、実はめっちゃいい奴説。

・7話（推しが魅力的な回）
みもりんと須堂くんの好感度が上がる回。
ツバメと南が和解したときに、目を伏せた須堂くんの口角が少し上がっているのが好き。

・8話（推し断髪回）
教頭に髪切れって言われたときに、1回ツバメたちに目線をやってから髪切る須堂くんが良すぎる。
抵抗するとみんなに迷惑かかると思ったから断髪したのかな。

・9話
一緒に机に突っ伏してるツバメと慧にほっこり。
校長に向かって演説してるときの広瀬すずちゃんの、目に涙を浮かべて訴えている表情がすごい。

・10話
学園モノ名物、生徒の立てこもり（そういえばナンバでもあったなと）
率先して人に頭を下げたり、ラストで年相応の笑顔を見せる須堂くんを私は見逃さなかった。
ツバメが彗にキスしたのがこのドラマ1番の衝撃でした。この2人は恋愛関係にはならないと思ってた…！