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2021年5月4週目 今週気づいたこと【試験の中に事件はある】


2021年の目標に記載したことを達成すべく、FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験を受験した。

今回は、その受験した当日にまつわるお話しである。


試験当日。朝4時に目覚めた。

この1週間は夜に勉強するのではなく、早朝に勉強するという流れを作っていたため、朝方の生活をしている。


FP3級は合格率が8割程度。僕はこれまでお金の勉強をしたことも、お金にまつわる実務経験もないが、合格に向けてしっかり勉強してきた自負がある。前日に行った模試は3回とも得点9割超(合格ラインは得点6割)。

嫁さんからは「余裕こいたら落ちるよ」と言われていたが、正直、余裕な心持ちだった。

いつ受かるの?今でしょ!フッフー☆


試験には9時半に会場に着いていたらよかった。朝4時に起きた僕は、朝の支度をもろもろ終わらせ、交通機関の時刻も事前に調べてあり、余裕を持って出発した。


と言いたかったが、「予備の電卓は?」「予備の鉛筆は?」とのご質問をいただき、「あれれあれれれれー」なんて言いながら、時間ギリギリに慌てて出発したし、なんなら、駅まで向かう道中は走った。

「ギリギリだ!」と思っていたが、結局は電車の出発時刻を見誤っており、10分くらい早く駅に到着した。。。

よかったー!


一息つく時間あって!ほんと!


むしろ、ギリギリに動いてちょっとでも気持ちがバタついたらほんと、よくないから!

そういう戦略を本能で選んだということですから!!



言っとくけど、これまだ事件じゃないからね!あたし、もっとやらかしてんだから!!(なにごと)



さて、試験会場は札幌駅から歩いていける場所にあった。初めて訪れる場所になる。僕は方向感覚があまりないので、普段はGoogle マップに頼る。

しかし今回は受験票には会場付近の図が添付されており、「これ見ればいけるっしょ」と思った。

なんかこの時はそう思ったのだ。札幌は碁盤の目だし。


しかし、到着せん。場所がわからん。あれれれー。札幌って碁盤の目なのにねー。

「住所違うのかな」「Google マップ使う?でもな」「あんまり時間かかると試験に響くかも?」とかいろいろ浮かんできてるうちに、だんだんと緊張を感じていき、最終的にはグーグルマップに頼って無事に会場に着いた。


そのころ、緊張がだんだんと変化していくことに気づく。

あれ、おかしいな。朝4時に済ませたというのに。


そうだ、「ウン意」だ。

しかし、会場のホテルはみんな同じなのか、おトイレが混んでいる。並んでいる!

試験の集合時間まで残り10分ほど。


くそぉ。

まさに。

くそぉっ!


致し方ない。試験前にトイレに行くことはあきらめた。

うんちしたい。この感情と付き合いつつ、試験に集中する。


集中と発散。

緊張と解放。


相反する感情だが、俺なら完全にコントロールできる。はずだ。



試験は2部構成。午前中は学科。学科だけで2時間の試験時間があるが、1時間経過して回答が終わった場合には退室が可能になる。

そこまで持てばいい。そうだ、1時間だ。

会場は、大きめな会議室の一つといった場所だった。


話は少しずれるが、僕は短期記憶に自信がなく、翌週まで内容を記憶しておくことや1週間を計画して生活することにあまり意識がない。そのため、あまりドラマというものをみない。


テレビドラマをちゃんとみたのは、かの有名な「さよなら、小津先生」と「1リットルの涙」と「踊る大捜査線」だ。

映画化にされた有名なテレビドラマの「踊る大捜査線」。踊る大捜査線、と言えばのセリフに「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ」という有名なセリフがある。


そうだ。事件は会議室で起こってない。いや、起こしてはいけない。事件を会議室で起こしてはいけないのだよ。

そう自分に言い聞かせた。



試験は案の定、1時間もかからず見直し含めて解き終わる事ができた。

試験開始時にしていたApple Watchは「通信機能のあるスマートウォッチはカバンにしまってください」とアナウンスされたため、時間を正確に知ることは不可能になっていたが、体感的には30分程度で解き終わった。

あと30分ほどはする事がない。見直しはすでに終わらせている。


暇だ。何かを思考する以外にやることがない。そして何かを思考しなければならない。

発散・解放の感情に支配されそうなのだ。


何を思考する?

そうだ。

「とにかく微動だにしない遊び」をしよう。


腕組みをして、視線は正面を向く。前の席のおじさんの後頭部を一点集中して注目する。髪質はだいぶ固そうだ。この髪の生え方はどうなっているんだろう。そしてこれ以上に伸びていった時にどうなるんだろう。触ってみたい。。。


はっ!!

おじさんが試験中に、見知らぬおじさんの髪を触ったら、どうなる!大変だ。その先を考えたくないくらいには大変なことになりそうだ。


いかん。とにかく微動だにしない。してはいけない。とにかく体が動くことを制御する。そのことに集中する。


目も閉じてしまおう。

そんな遊びを数分したところだろうか。



とつぜん、


「あ”ん!!!」


という音が会場に響いた。


なんだ??

何事だ。

何が起こった?


事件か?事件は会議室で起こったのか?

それとも1時間経過したことを知らせる音だろうか。



否。

違う。すぐに気づいた。


これは、



寝音だ。

おれの、寝音だ。


気づいたら寝てた。寝てたら、なんか音出た。なんか出たのが音で良かった。

すまん、会場のみんな。こっちは4時起きやねん。


せめてもの罪滅ぼしとして、「寝音じゃないよー、変わった咳払いだよー」って感じで「う”、う”ん」と、咳払いしてみたり。



.そんなこんなでもろもろ無事に試験が終わった。

試験は多分合格ラインで終わる事ができたと思う。もろもろ、良かったと思う。もろもろ。


学んだこととしては、朝4時に準備してもしきれないということと、髪かたそうなおじさんの髪はさわりたくなるということ。

だから、「なるようになるさ」という精神は大事なんだね。


そんなこんな。

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