ブリーフ&トランクス

私の大学時代の支えの1つ。それがブリトラ。大学時代に全くときめかなかった私が、ブリトラの2人にはときめいた。98年のデビュー当時はまだ2人の存在を知らなかったけど、姉に無理やり、…ホント無理やりに勧められて聴いた時の衝撃ってのは忘れないね。

夏休み中に宿題やってる時だったよ。どうも集中できなくて茶の間でやってた私がそもそも悪いんだけど、そこへ2階から結構な音で降りて来て、お願いすぐ聴いて!って相当しつこかったから仕方なく聴いたらもう。はまっちゃったんだよ。

初めて聴いた曲は、ぼくらのエキスの1曲目だから、『となりの柳橋』。どこに惹かれたかというとまず、歌声が可愛い。ハモリも可愛い。歌詞が面白い。オチがいい。アコギ超うめえ。最後の不協和音が大好き。

好きな要素がいっぱい、2分くらいの間で湧き出た。もうこれは聴くっきゃないね。

でも売ってないんだなCDが。メチャメチャ探し回った。大学が一応都市部にあったから、とは言っても大学からバスで45分ほど乗りまして、駅の辺りまで出まして、CD屋さんを歩き回って集めたんだよな。

VHSも売ってて全部集めた。なんてマニアックな世界に入ったんだ私は。優越感。知れて良かった。黒鍵盤を好む伊藤さんの作曲センスやアコギのうまさと、細根さんのハモリや普段の喋りのかわいさとしっとり系を書かせたら強いところ。その他色々。私はほれ込みました。

どっぷり浸かったから、解散になった時のショックはでかかった。解散後も私は伊藤さんのアルバムを集めてよく聴いた。花屋さんで働いていた細根さんがカムバックして再結成した時は、本当に良かった。貴重なフォークデュオがなくならないで良かった。

40過ぎても日常を切り取り、くすっと笑える、でも真面目な曲を作るそんな2人でいてください。