学生の頃とは違う自分

学生の頃は、新しい人間関係が怖くて、人見知りで、深く狭い付き合いしか出来ない人間だった。
でも、教員になるからにはそれじゃ駄目だと思って、変わろうとしたけど無理に変わろうとした時期があった。
どこかで自信のなさが顔を出して、年配の先生方に見抜かれて心配されたり、フォローをもらってばっかだった。

それは30代になってもそうで、なんか自分は頼りない人間なんだな…理想はこうだったのに、こうはなれないんだな、ダメだなってまた追い込んだりもした。

40になって、まだ誰かに助けられていて、頑張っても空回りすることもある。頑張ってる感を出したくないんですよ、疲れてる感を見られないように平静を保たないといけないんですよ…って今日家庭訪問の車の中で話したんだけど、「そつなくこなしてるように僕には見えるけどね」と主任に言われてしまった。
気を遣わせてはいないか?私なんて、まだまだ下の下で、周りがかっこよくみえる。確かに学生の頃よりも人間関係に築き方はうまくなった気はするけど…

お酒の席に出るようになって変わったこともあるかもね。お酒を呑むと饒舌になる。適度な饒舌。
あとこの職場に来て、よく笑うようにはなった気がする。合わない人間もいるんだけど、自分と一緒に支えあってやってける人が多い。というか担任団はメチャメチャ団結している。
それを、他の学年団から羨ましい感じで見られる。この団結は3年間続けていきたいです。

そもそも私は愛嬌のある人間ではなかった。中学を卒業する時のサイン帳にも、「さっちゃんはクールでかっこよい人でした」って書かれたりしたもの。「内に秘めた闘志」(←これ、好きだった数学の先生ね。)とかさ。

冗談も言うようになったしなあ…

冗談を言われると照れてうまく返せないのは昔からだけどね。冗談で「僕の彼女を…」って言われてからさ…「あ、この人、私のことを彼女って言った人だ」ってなっちゃってさ…
よろしくないんよ。それはよろしくない。でも遠くから凝視されてると、「!!」ってなってしまって参る。