命日が近い

ばあちゃんの命日が近い。

亡くなったのは4年前。私が仕事を休職した年。最期はもう歩けなくなっていて肉もなく、食べるのもほぼ無理で、私が見舞いに行った時は干し柿を食べていた。

私が大風邪引いて声も出なかったのがようやっと治りかけの時に見舞いに行ったから、マスクしてる私を見て、風邪引いたんか、仕事は大丈夫かと心配してくれた。

頑張れよと言われたが、休んでるとは言えずうんとしか言えんかった。

私が病室を出るときにバイバイまたねと手を降ったら、それまでにはないデカイ声で

「また会う日までー!!」

って言ったんよ。


これが最期の会話だった。

火葬の時私は、膀胱炎を患って発熱と血尿がひどく、家に1人残り泣いて仏壇に謝った。

遺影の額は私が選んだ。葬式代も私がほぼ全額出した。


ばあちゃんを送るのに、貧相過ぎるのは嫌だと思った。


最近ばあちゃんが夢に出てくる。心配してるんかもしれん。

仏壇に手を合わせると頭痛を上に引っ張って消してくれる。

感謝しないとな。