駅の真ん前のお店

災害で実家を失うまでは、まじでドがつく田舎にいた。最寄り駅の真ん前に国道が走ってるにも関わらず、信号も横断歩道もなかった。私が高校?くらいの時にやっと歩行者信号がついたんだよな。信号を渡ると小さいお店があって、ちょっとだけ飴ちゃんなどのお菓子とタバコと、あとなんだ?切手とか?アイスとかホントに限られたものだけ売ってるお店だった。お店の人はおばあさん1人。樹木希林をことごとく崩したような人だった。

よく親にタバコを買ってくるよう頼まれて買い物に行かされたなあ…コーラ味の飴ちゃんを買った時はベッタベタだったので、1度買ったきり2度とお菓子は買ってない。

葉書や封書を出す時によく切手を買った。切手は綺麗だった。助かった。しかし…頼んでもないのにペロンと舐めてつけるもんだから最悪だったもんだ。

でも、姉上が買った時には米粒でつけられたってすんげえ苦々しい顔で言ってたからまーだましかもしんない。

そんなお店だった。懐かしいや。

そのちょっと離れた斜向かいにはラーメン屋さんがあって、親指がトッピング…いやいやぎゅいっと入った状態でね、来ましたね。