紙芝居のスケッチブック

新採用の年、養護学校での研修や小学校での研修があった。小学校では授業を1時間もつということで、私は2年生の算数の授業をやった。計算をやっている、図形のほんの入り口のお話もした…あとはもうそちらで自由にやっていただいて…

ってまじかーい。しかも研修であるから、それなりに工夫をこらして、普段の授業とは違って教科書からはみ出して楽しい授業を…って考えたら2週間くらいずっと考えこんでしもた。

必ず木曜日に校外研修が入っていて、それ以外の曜日の授業空き時間には校内研修が必至だったから、準備がとても大変だった。部活動はあまり顔を出せなかった…

やることを決めたらロフトで絵の具とスケッチブックを買ったんだけど超たっけえ。6000円くらいかかった。そして職場の空いてる小部屋みたいなとこにこもって絵を描き上げた。

算数の問題を友達と協力して解く。解いたら物語を進めよう、という授業にした。ロールプレイングゲームもどきっっつぁん。音符ちゃんが大冒険するってお話を自作して、私のしょうもない絵的センスで紙芝居が完成した。

あとは45分できちんと興味をもってもらえるように出来るかどうかが不安だったけど、みんな楽しく受けてくれたようで後日お礼のお手紙と写真までいただいた。

一生の宝物。

お昼休みには給食を一緒に食べた3年生の教室で、私の苦手とする折り紙を…切り絵で遊んだ。小さい頃にやった遊びを一緒にやって喜んでくれた。

給食で牛乳が出たんだけど、当然見本として私も飲まんばいけんくって、正直に子どもたちに苦手だった話をして、みんなに応援されながら飲み干した。


ってどんな先生じゃい。