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「レイルロオド・マニアックス ~紅~」を掲載いたします

みなさんこんばんわ。レヱル・ロマネスクシリーズの原案、シリーズ構成を勤めます、進行豹です。

このnoteを始める前にもわたくしちょこちょこ、レイルロオドたちの設定や過去エピソードを紹介する、
「レイルロオド・マニアックス」というものを執筆しておりました。

レヱル・ロマネスク世界観の中で活躍しているレイルロオドたちは、
みなそれぞれのやり方で「大廃線」という激動の――あるいは鉄道にとっては暗黒の――時代を乗り越えてきていますので、過去にはやはり、それなりのなにかがあったこが多いです。

そうした以前執筆したもののなかで。
とあるレイルロオドの過去が『死ぬほど重い』というご評価を、つい先日頂戴いたしました。

わたくし的には「そこまで重いかな?」という感覚があり。
また、せっかくの機会ですのでnoteの方でもレイルロオド・マニアックスを展開をしていくことにしようと思い。

本日早速、その「過去が死ぬほど重い」とのご評価をいただきましたレイルロオド――『紅』の、レイルロオド・マニアックスを、noteでも掲載することといたしました。

プロフィールはどなたにでもお楽しみいただけるコンテンツ。
紅の過去エピソードは、メンバーシップ特典記事として公開させていただきますので、
もしよろしければご覧いただけましたら幸いです。

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【メンバーシップ限定記事のご案内】

『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ
『御一夜鉄道サポーターズクラブ』

にご参加いただきますと、以下のプロフィールを持つレイルロオドの過去エピソード

や、掲示板機能などをお楽しみいただけます。

もしよろしければご参加ください。

【レイルロオド・マニアックス ~紅~】

「紅のプロフィール」


個体名称:紅(べに)

製造時名称:南颯鉄道キハ101専用レイルロオド

製造年:1952

製造社:河崎車輌

発注社:南薩鉄道

現所属:肥颯みかん鉄道

所属歴:南薩鉄道→肥颯みかん鉄道

性格:

勝ち気で元気で負けん気がとても強い。
自分が「キハ07形改良形」である「南薩鉄道キハ101形」のトップナンバーレイルロオドであることに強烈な自負をもっている。
南薩鉄道廃業にともない解体されてしまった5人の妹たちがいかに素晴らしいレイルロオドであったか証明するためにも、少なくとも自分は「キハ07形同型機」の中で最高のレイルロオドであることを示し続けねばならないと思っており、そうあるための研究・改良・努力などを地道に重ね続けている。

近隣のキハ07同型機レイルロオドである、御一夜鉄道キハ07s専用レイルロオドであるれいなは、紅のライバル心を煽り立てる最高の存在となっている。

性能・実績的には紅はれいなを既に遥かに上回っているものの、れいなの人気と「御一夜鉄道への貢献度」は数値化できない凄まじいものであると常に紅は感じており、そこをも上回っていくべく、研鑽を欠かすことはない。

口調や立居振舞は、かなりボーイッシュ。
「感情の量が他のレイルロオドの3倍はある」と評されるほどの情熱家で、その情熱がほとばしりすぎるあまり、やや乱暴な口調となってしまうこともめずらしくないが、それが風貌とマッチしているためか、地元乗客からの人気は極めて高い。

特徴:
キハ07形の共通の弱点であった足回り不安を解消した南薩鉄道キハ101形レイルロオドであることをなによりも強い誇りにしている。
が、それは他のキハ07形および同型車両たちが『極めて優れた気動車』であることを認識した上での誇りであり。ゆえに決して、同型機たちを見下すことはない。

「キハ101は張り出し屋根を採用したので、他の全てのキハ07形たちよりもわずかにスマート」であることを、誇りの中でも特に強いものであるとも感じている。

足回り不安解消のためにわずかに失われた高速性能のことは逆に、強いコンプレックスとしてもっており、スピードを競う状況や話題などは、巧みに回避する。

紅自身は態度には出していないつもりなのだが「勝ち負け」を非常に気にするタイプであることは少し話せばすぐにわかるレベルで紅の内心に満ち満ちている。
「常に勝ちたい」「絶対に負けたくない」という意識は、紅の圧倒的努力量の根源となっているともいえる。

長所:
とにもかくにも努力家。
圧倒的な努力家であり、その努力を実際の運用実績などに着実につなげられる能力の高さももっている。
旧南薩鉄道時代も、旧南薩鉄道が廃止され、キハ101が動態のまま『がたんごとん亭』なるレストランとして運用されていた時期も、みかん鉄道移籍後も、求められる以上の結果を常に叩き出しつづけ、同時に極めて高い地元人気を誇り続けてきた。

短所:
感情量が多すぎて、レイルロオド(特にキハ07形レイルロオドたち)と接するときは、感情的になってしまうことも珍しくない。
また、自己実現欲求の強烈なまでの強さは際限なしの欲望と言い換えることもでき、『満足する』『妥協する』ということがとても苦手。
そのため、自分のパートナーとなる運転士にも際限なしの努力を要求し続け、それに耐えられるものは少なく。
結果、継続的に紅と組みたがる運転士=今の紅のマスターと出会うまでは、特定のマスターを定めることができずにいた。

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