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レヱル・ロマネスクサミットin人吉2022 イベントリポート ~Day2~

みなさんこんばんわ。レヱル・ロマネスクシリーズの原案、シリーズ構成を勤めます、進行豹です。

TVアニメ『レヱル・ロマネスク』の聖地である
熊本県人吉市の一般社団法人
『青井の杜外苑街づくり協会』様ご主催のイベント、『レヱル・ロマネスクサミット2022』。

第一日目

を無事終えまして、迎えた第二日目は、バスと列車とを活用しての
『くま川鉄道特別列車乗車と球磨地方めぐり』

となりました。

バスはAコース2台。そしてBコース1台の手配だったのですが、希望人数とバス定員とのミスマッチが生じてしまい、Bコースの一部の方が、別車両での移動となってしまいましたこと、わたくしも確認いたしました。

別車輌での移動となってしまった方には、バス車内トークをお楽しみいただけなかったこと、ゲストの立場ではありますが、非常に申し訳なく思っております。
ので、バス車内でのトーク内容、できうるかぎりこちらでお伝えさせていただければと思う次第でございます。

さて。
バス三台で、ゲストは八神さんとわたくしの二名ですので、分乗した場合、「ゲストがいない一台」が発生してしまいます。

ので、ゲスト二名は同時行動とし、そのかわりにチェックポイントごとに乗るバスを移動して、「巡回での掛け合いトーク」をできるかぎり均等な機会でお楽しみいただけるように――と務めました。

A1バス。A2バス。Bバス。
巡回乗車しつつの移動行程&トーク内容、以下に時系列でリポートしていきたく存じます。

なお、バス内トーク内容については、正直
「どのバス内でどの話をしたのかまでは定かに記憶していない」ため、

リポートのあと
『バス内トーク集』としてまとめさせていただきたく存じます。

そちらもどうぞ、あわせてご笑覧いただけますと幸いです。

【Day2】

12/11の人吉は、濃いあさぎりに包まれておりました。

大げさではなく、視界がかなり制限された景色の中で。
これもまたアニメ『レヱル・ロマネスク』の聖地、
ステーションビジネスホテル天守閣

様前に集合したゲスト&参加者さん一同は、それぞれのコースごとに分かれてバスへと乗車していきます。

我々はまずA1バスに乗車。
最初の目的地である「球磨川第四橋梁」へと向かいます。

球磨川第四橋梁については面白い記憶がございまして。
一番最初にHPで背景画を出したとき、わたくし知識が浅かったため「ラーメン橋」であるとの説明文を添えてしまったのです。

のですが、すぐに――本当に、公開されて一時間もしないうちに――制作総責任者であるtOさんから
「ラーメン橋ではなく上路式プレートガーター橋ではないかという問い合わせがきていますが?」との連絡があり。
慌てふためき調べたところまさしく球磨川第四橋梁は上路式プレートガーター橋であったため。
「ご指摘どおりで間違いないです、HPの記載を修正してください」とお戻しし。

お戻しすると同時に「ガチな鉄道ファンの方」からもコンテンツへの注目をいただけてるのだなぁ――と、はじめてわたくし実感し。
なんというか、身の引き締まる思いがいたしましたのでございます。

そんな球磨川第四橋梁へと、バスをおりた我々一同は歩を進め。
霧の中に浮かぶ姿を――しかし、誰一人として見ることは叶いませんでした。

もちろん、令和2年7月豪雨に伴う大洪水により、橋桁はとうに流されてしまっております。
のですが、昨年までは存在していた橋桁も、すでに撤去されてしまっていたのです。
新しい橋梁を築くためかと思われる堆積土砂は対岸に見受けられましたが、それは過去の球磨川第四橋梁とは無縁のものです。

つまり――聖地としての球磨川第四橋梁は、完全に消え失せてしまっておりました。

ので
「我々はいま、虚無を見学しています」
とトークせざるを得なかったのですが。

しかしながら、思い出の中の球磨川第四橋梁を、ご参加くださったみなさまは必ず幻視し。
その上に8620なりキハ07なりを走らせてくださったことか――と、わたくしは確信しております。

と、いい話ふうにまとめつつ、再び参加者さんたちはもとのバスへと乗車します。
八神さんとわたくしとはA2バスに移動して、にしき ひみつ基地ミュージアムへと向かいます。

「ひみつ基地」がいかなるひみつ基地かと申しますと、実はこれ、『海軍のひみつ基地』なのです。
山の中、海を持たない人吉のお隣、錦町に、なぜ海軍の秘密基地があったか。

それはエアロ=クラフテック社が御一夜に工場を作ろうとした理由と同じ――
『ある意味九州の中心地』だからなのです。

大戦当時海軍基地があった、あるいは鹿屋、あるいは出水、あるいは宮崎、あるいは志布志――
そうしたどこへもアクセス可能であり、かつ艦砲射撃や空襲の被害を比較的免れやすかった錦町には、
その地域特性により、魚雷調整場として、練習機格納庫&航空隊予科練航空基地として、そして補給基地として機能する、
『ひみつ基地』が設けられたとのことです。

バスを下車して地下壕を見学しつつそうしたご説明をいただいた我々は、地下壕から出たあと、しばしの自由行動時間を得ます。

本来であれば展示場見学をしたいこの時間帯。
しかし、わたくしの時間見込みの甘さから、八神さんを巻き込んで、ベンチをお借りしてのサイン会を継続しなくてはいけなかったことはには、後悔の念を禁じえません。

サイン会につきあってくださったみなさまには篤く御礼申し上げるとともにお詫び申し上げます。
次の機会にはぜひまた「ひみつ基地ミュージアム」にご再訪くださり、今度はじっくり展示場もご見学いただけますよう、願うばかりでございます。

ひみつ基地見学を終え、再びバスへと戻ります。
次なる目的地は「木上駅」。
『レヱル・ロマネスク』のキービジュアルの背景となりました、聖地です。

のですが、バスはなぜだかお隣、一武駅へと停車します。
一武駅も、実は聖地といえば聖地です。
なんとなれば、凪さまの学んでいる剣術、バイ捨流。
そのイメージモデルであるタイ捨流の開祖、丸目蔵人のお墓の最寄り駅が、この一武だから、なのです。

なのですが――一瞬だけ停車したバスは、すぐさまに移動を開始します。
つまり、恐らく。見学地である木上と一武との間違いが発生してしまったのです。

しかしこの偶然の間違いにより凪さま関連エピソードをご紹介させていただけましたので、
さすが凪さま、持ってる!! と、わたくし思わざるを得ませんでした。

移動再開したバスは、今度は極めてスムーズに、木上駅へと移動します。

みなさまご存知、『レヱル・ロマネスク』のキービジュアル背景な木上駅なのですが、
実はキービジュ、最初から木上駅背景だったわけではないのです。

キービジュの初期背景は、確か線路の上に座ってる……みたいな感じのもので。
「これは鉄道コンテンツとしてちょっと……」的なお戻しをいたしましたら、
「では好適な背景をください」という流れになり。
「キャラクター配置に合うような写真~」と探して、木上駅の写真をご提案したら、それが採用になった……という次第です。

ので、もし別構図の写真を撮ってたら。あるいはキービジュのキャラクター配置が違っていたら。
まったく別の駅なり場所なりがが聖地となっていたかもしれず――
その辺はほんと、運命だなぁと感じます。

木上駅を車窓見学したバスは、そのままおかどめ幸福駅へ。

「日本で唯一、幸福の名を冠する現役の鉄道駅」である縁起のいい駅での
トイレ休憩や売店利用を終えますと、八神さんとわたくしとはBバスへと移乗します。


ここでAコースとBコースは行程がわかれますので、八神さんとわたくしは、
Bコースのルートにのっかり、あさぎり駅へと移動して――
いよいよ待望の! 『くま川鉄道 レヱル・ロマネスクヘッドマーク掲出列車』へと乗車いたしました。

乗車前に湯前方のヘッドマークにサインをさせていただきまして、いざ、出発でございます!
車内では簡単な駅案内とQ&Aトークなどをさせていただきまして、あっという間に終点、湯前駅に到着です。

湯前駅には「潮の鐘」「賽の鐘」という2つの鐘がございます。
潮の鐘のご利益は「子宝、子育て」
賽の鐘のご利益は「縁結び、夫婦円満」

このうち、賽の鐘を湯前駅に来るたびにわたくし鳴らしまくっており。
「そのおかげで結婚できたのかもです」というエピソードを紹介したとたん、八神さんが両方の鐘を同時にガンガン、かき鳴らされました。
そしてふと
「両方鳴らすとできちゃった婚? ってことになるかも」
とつぶやかれ、大爆笑を誘われて――アドリブでのトーク力、めっさ高い! とわたくし感動いたしました。

そんなこんなの笑顔のうちに全員での記念写真を撮影し。
いまいちどバスに乗車し湯前の温泉施設「湯楽里」さんへ。
そこでAコースのみなさんと再合流して昼食休憩。

昼食ののち、今度はAコースのみなさんとともに湯前駅へと舞い戻り、復路の列車に乗車です。


ここで再び、今度は人吉方のヘッドマークにサインを入れさせていただきまして、
復路、人吉温泉駅――までではなく、崩落した球磨川第四橋梁の手前、肥後西村駅までの乗車を楽しみます。

肥後西村駅でまた全員で記念撮影し、バスに乗って出発地、天守閣さん前へと戻りますと、そこでイベントは終了です。

非常に盛りだくさんでトークも長いイベントとなりましたので、トークのうちのQ&A内容、覚えている限りざざざと書いていきたく存じます。

Q:結婚までの期間ってどんなでしたか?

A:
(進行)
「早かったです。交際から一年たたず結婚しました」

Q:そろそろ婚活を初めて3年くらいで結婚したいと思ってるのですが

A:
(八神・進行) 
「「3年は時間かけすぎ!!!!!」」

(八神)
「女の子はとても3年も待ってられない」

(進行)
「結婚前提の場合は、初手で『結婚を前提にお付き合いしてください』的なことをいうべき」

そこからあれこれ話が展開し

(進行)
「ありのままの自分、つっても泥の付いた野菜を出すレストランはない。綺麗に洗って、見栄え良く飾って、ドレッシングとかかけて提供する。その『提供できる状態のサラダ』が、婚活戦線における『ありのままの自分』という意味」

(八神)「女子でいえば『ノーメイクで外にでれるか』っていう話。そこは最低限押さえないと」

Q:鉄印帳の集まり具合は?
A:
(進行)
「全体の3割くらいまではすごい勢いで集めたんだけど、そこからなんか……とまっちゃって……すみません」

(八神)
「八神は集め始めたばかりですけど、楽しんでます! 今日はくま旅がおやすみだったってお伝えしたら、くま鉄の社長さんから『直筆鉄印書きましょう』って言ってもらえました!
もちろんそれはリップサービスでしょうし、ご迷惑おかけしないように辞退しましたけど――またあらためて、事前に営業日ちゃんと調べて! くま川鉄道さんに、鉄印もらいに来たいです!」

Q:アニメの主題歌の選定って進行豹先生かかわってるんですか?

A:
(進行)
「かかわってないですが、まいてつLRでの曲選考のときは意見出しさせてもらいました。
blooming symphony、「これこそ日々姫!」つって激推ししたの覚えてます。
あと、歌詞は全般、主として鉄分にかかわるとこの監修をいれさせていただきました」
    

Q:ミストレコラボって向こうから話が来たんですか?

A:
(進行)
「存じ上げません。わたくしはシナリオ監修と収録立会でお手伝いさせていただいたのですが、最初からいただく原稿の「まいてつ理解度」と質とが非常に高く、めちゃくちゃ納得いく形で世に出せたコラボであったと思っております」
 
 
Q:奥様との出会いはどんなでしたか? 新婚生活は楽しいですか?

A:
(進行)
「出会いのきっかけはぬいハチです。モナコパレスさんでお迎えしたぬいハチの実費通販に申し込んでくれて抽選当選したのがきっかけとなりました。
いわばぬいハチ婚ですね。新婚生活は平和なときは楽しいです!!
あと、婚活に関してあらけんさんがくださった無数のアドバイスは、結果的には! 全て! 無意味!! でした!!!!」
  
Q:自分も物語を書いてるのですが、上達するにはどうしたらいいですか?

A:
(進行)
「とにかく書く。できれば毎日、ちょっとずつでもいいから書くこと。
"これはどうにもあかん、書ききれない"となったら潔く全捨てすること。
"ここは再利用したい"とか考えると、のちのちそこがネックとなってまた行き詰まりがち。
その上で、着手した物語はできるかぎり(たとえ無様なまとまり具合になろうとも)書ききって、書ききったものは人に見せること。
これを繰り返してれば必ず上達していくかと思います!」
   
Q:書いてるとき、キャラクターに感情移入しますか?

A:
(進行) 
「ちょおします。というか、双鉄視点で書いてるときはわたくし双鉄さまですし、日々姫視点で書いてるときはひーちゃんです。にぃにラブです。
今まで一番感情移入したのは、”飛車角が去っていくときの透”で、ありえんほど涙ぼとぼと落としながら執筆してました」

  
  
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こんな感じでございます!
たくさんの積極的なご質問を、本当にありがとうございました!!!

    
    

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【メンバーシップ限定記事のご案内】

『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ
『御一夜鉄道サポーターズクラブ』

にご参加いただきますと、レイルロオドたちやその周辺の人間たちののショートストーリー。
イベント台本や、内部設定資料、あるいは掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。

本日は、以下のあらすじの短いお話を公開させていただきますので、ぜひご参加ご検討ください。

『凪さまの里帰り』

小井川鐵道での機関士研修から帰郷した凪。
ひさびさに帰った御一夜はお祭りの真っ最中。
ゲストとして招かれた凪は、地元の変遷に驚きます。

■登場キャラクター紹介■

簑笠凪


行動力は天下一品な、御一夜鉄道の正機関士。
真っ二つに割った竹のようなカラリとした性格と、真っ二つに割った竹の中身のような思慮深さとを有する。
良い面と不足している面があまりに極端すぎるため、良さを伸ばして不足を埋めるべく、
小井川鐵道での長期機関士研修を受けていた。

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