本日はクリスマス・イブですね
みなさんこんばんわ。レヱル・ロマネスクシリーズの原案、シリーズ構成を勤めます、進行豹です。
本日はクリスマス・イブ。
レヱル・ロマネスク世界のレイルロオドたちも、それぞれのクリスマス前夜を楽しんでいることと思います。
その中のどのこかの短いお話を書こうかと考えたのですが、なかなかに決め難く。
「サンタさんになって欲しいレイルロオド」というテーマを決めて、みなさまからご意見募集してみることとしました。
で、いただいたご意見の中からランダム抽選で今回スポットをあてるレイルロオドを「いよ」に決定いたしました。
タイトルはシンプルに
『いよのサンタとクリスマス』
普段はメンバーシップ特典(≒メンバーシップ限定公開)となっている短いお話ですが、本日はイブですので、クリスマスプレゼント的に全体公開とさせていただきたく存じます。
よろしければどうぞご笑覧いただけますと幸いです。
メリー・クリスマス!
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【メンバーシップ限定記事のご案内】
『レヱル・ロマネスクnote』メンバーシップ
『御一夜鉄道サポーターズクラブ』
にご参加いただきますと、さまざまなレイルロオドのショートストーリーや、イベント台本。
内部設定資料、あるいは掲示板機能などをお楽しみいただくことができます。
本日は特例で全体公開となります短いお話。
あらすじは以下となります。
『いよのサンタとクリスマス』
いよかん鉄道初の試み、「クリスマス・トレイン」
サンタさん役に抜擢されたいよは大はりきりすぎ。
はりきりすぎて、仕事が終わるやいなやでバタンキューしてしまいます。
(登場レイルロオド紹介)
「いよ」(いよかん鉄道甲1形1号蒸気機関車専用レイルロオド)
<出身> 髑国(どっこく/ドイツ)クラース社製
<所属路線> いよかん鉄道 市内線 (松谷間駅~道御温泉駅)
<能力・性格> のんびり屋で人懐っこく、極めて素朴、みかん農家のおっとりとした一人娘ちゃん、といった性格をしている。いよ自身も農作業に興味津々で、とくにいよかん鉄道のシンボルであり自社栽培もしているいよかんを育ててみたくてたまらないのだが、その意欲以上に虫への恐怖が強いので、作業を遠巻きに見守るのにとどまってしまっている。
蒸気機関車黎明期のレイルロオドのため正直性能的には厳しいものがあるが、その実直さと愛嬌のよさと乗務路線の容易さ(市内狭い地域の平坦路線)ゆえ、まったく支障なしにう優秀な勤務成績をあげつづけている。
いよの甲1形1号機関車は、夏見層石の「嬢ちゃん」に出てくる列車「嬢ちゃん列車」のモデルとして知られ、いよもその登場人物に見立てられ、観光客からは『マドンナ』と呼ばれることが多い。
が、マドンナは実際どこからどうみても悪女であり、主人公の乳母である「いよ」の方が自分の正確によほど近い上同名――という事情から、マドンナ呼びを忌避している。
「ワシの名前はいよやけん、マドンナ呼ぶのはやめて欲しいぞなもし」と観光客にお願いしつつ、「いよ」と大書した名札を制服に貼り付けて、日々の乗務を繰り返している。