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最初期設定公開:旧帝鉄キハ58 568専用レイルロオド「海」

みなさんこんばんわ。レヱル・ロマネスクシリーズの原案、シリーズ構成を勤めます、進行豹です。

本日は旧帝鉄キハ58形 568号機専用レイルロオド「海」の最初期設定を公開させていただきます。

「最初期」と強調している理由は、このこも設定および設定画変更が行われているがため――なのですが、
キャラ的の軸なところではほぼほぼ最初からズレることなく来ております。

すなわち「海と船とを愛するレイルロオド」というところですね。

とはいえ微細な変更はもちろんございますので、
いつかこの子も決定版の設定が公開されることございましたら、間違い探しよろしく、変わった部分をお探しいただくのも、また一興かと存じます。

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【海の最初期設定】

量産機の中の一体だったのだが、製造工程のミスがあったのか、スカーレットの瞳を持った姉妹たちの中で一機だけ、海色の瞳をもってロールアウトされてきた。
命名は、シンプルにそこからなされただけのものだが、その名が海を、姉妹たちとはまったく違う興味対象へと強く誘引していった。

キハ58レイルロオドは「無煙化のために産まれてきた」ので、一般的には蒸気レイルロオドとの折り合いがよくなく。
また急行系らしいせっかちさとプライドの高さとを持ちがちなのだが、海はそうした特徴すべてが「海への興味」へ置き換わっている。
そのため蒸気レイルロオドに対する隔意は一切無い――どころか、蒸気船への憧れがらみで、むしろ親近感を抱きがちである。

「鉄道の世界から引退したら、海にいきたい。
船を動かす、世界で最初のレイルロオドになりたい」が口癖」。
ロールアウト直後では文字通りの夢物語だったその願いも、レイルロオドの鉄道外進出がままみられるようになってきた今日ではあながち無理な願いでもなくたってきているが、仕事に対する愛情と責任感もしっかりと強いため、引退までは自分の務めを果たしきりたいとも思っている。

そのため、海の認識としては「海に一番近いところで仕事をしている」
關門海峡のスペシャリストであるEF10形のステン車体姉妹には、深い敬意を抱いている。

開放的で行動的でおしゃれ好き。
なのだが、興味が一方向へと絞られすぎていて、他のレイルロオドとあまり話があわないことから、「群れない一匹オオカミ」の印象を持たれていて、海を憧れの目でみるレイルロオドたちもちらほら見られる。

オフのときには海に――海が無理でも外に遊びにいきたい欲求が強い。
一般的にレイルロオドは業務以外でも自分の車両の世話をしたがるのだが、そういう気持ちは極めて薄い。
せっかくの海色(マリンサイドライナー)塗装車両であるにもかかわらず、必要分な整備清掃をおわらせ次第で、ひとりでスタスタ船を見に行ってしまったりする。

漁師町の女将さんたちに教わったので、編み物が大得意(主としてフィッシャーマンズセーターやマフラー、手袋を編む)。

趣味は乗船、魚釣り。
訓練により脂分が多い魚のお刺身はたべられるようになっていて、軽油を醤油がわりに使ったものを大好物としている。

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人懐っこいのだが、職場には同じ趣味で語れる相手がいないから無口になりがち。
それ故クールにみられがち、といういささかややこしい海の最初期設定画がこちらです。


大変さわやかで可愛らしい印象ですね!

最終確定版のデザインが果たしてどのようになるのかも、どうぞご期待たまわれますと幸いです。

さて、海なのですが、EF10形に憧れをもっている――ということで。
せっかくの機会ですし、本日の短いお話では、しろがねにあわせてあげようかなと思います。

タイトルはそのまま
「しろがねと海」

もしよろしければご笑覧いただけますと幸いです。

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「しろがねと海」

<あらすじ>

せっかく同じ九洲で開催されてるのだし――と、
第一回のレイルロオド・サミットの見学にいった海。
街中で偶然出会ったのは、なんと憧れの初代銀罐――しろがねでした。

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