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汽子の病

「ふぅむ? 背中を見せていただけますかな」

不死鳥博士の指示に素直にしたがいましたら、
すぐにふうっ、と短い吐息。

「いや、何度拝見しても美しい。美しいとしか形容できない背中ですな。
この不死鳥博士、仕事がら数多のレイルロオドの身体を診てきましたが……」

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