見出し画像

201系(奈良車)に使えそうなインレタ、ステッカー

まえがき

関西エリアの201系はいわゆるC電用としてスカイブルーの塗色で国鉄時代に投入され、JR京都線、JR神戸線、湖西線、JR宝塚線などで活躍しました。
321系が投入された事に伴い森ノ宮と奈良に転属され、その際元々7両編成だったものからサハ201を抜き取り6両編成としてウグイス色に塗り替えられました。この時点で6両編成16本が奈良に配置され、結果103系の多くを置き換えました。抜かれたサハは森ノ宮に配置され、こちらは8連化されております。導入時点で全車両体質改善化工事が施工され装いを新たにしております。

2006年から大和路線を中心に和歌山線、万葉はほろば線で運用開始されました。2008年からはおおさか東線の開業に伴い運用範囲を広げています。
2019年のおおさか東線新大阪開業などに伴い、大阪環状線323系投入で余剰となった森ノ宮の編成が6本転入し22本の陣営となりましたが、程なくして網干や京都から転属してきた221系に置き換えられその数を減らしています。

模型ではかねてよりグリーンマックスとマイクロエースで出ていましたが、2023年にTOMIXから出され今後の展開が期待されます。

行先

字幕式(インレタ)

・品番374 関西圏国電方向幕インレタ(奈良・大和路篇) 各駅停車用
・品番585 関西圏国電方向幕インレタ(大和路線快速篇)

導入当初は方向幕式でした。おもに種別なしの各駅停車用と快速、区間快速、大和路快速用の種別、路線名有り用があります。なお、JR難波行は路線名が入っていたので後者に収録してあります。
この方向幕インレタはGM製の側面が窪みタイプのものに使用する事を想定しています。TOMIX製品にも使用できますが一度転写すると分解した際にボディと接触して再度の貼り付けが必要となる場合がありますのでお気をつけ下さい。
そうしたリスクを許容いただけるのであれば、インレタの重ね方法に工夫がされ、ズレが比較的少なく光を透過する仕様ですから、室内灯を入れた場合に実車の電照式サボの雰囲気が出てとても効果的です。

LEDタイプ(ステッカー)

・品番S1403 汎用行先ステッカー(201系LED篇)(大和路線・おおさか東線・大阪環状線対応)
そしてLED化されますが、LED初代のものは出ておりません。
その後路線記号が導入され、原則行先表示に路線記号のアルファベットが挿入されました。内容は基本的に森ノ宮車、奈良車共通です。こちらには運行番号も収録しています。

前面行先表示

前面車番、編成番号

運用の都合上前面の助士席側に車番、編成番号が貼り付けられています。

丸ゴシックタイプ

・品番183 近畿圏国電標記インレタ

角ゴシックタイプ

・品番515 西日本前面編成標記インレタ(4)

編成番号表記

・品番777 西日本編成標記インレタ(5)
2020年から導入されたタイプで、元々あった網干車に続き、吹田管内の日根野、奈良車につけられるようになりました。小粒ながらも大変よく目立ちます。

角ゴシックタイプの車番標記と編成番号標記

所属標記、車番

導入当初は大阪支社の奈良電車区で大ナラ表記でした。2010年に近畿統括本部が発足、近ナラに改められました。2012年に奈良電車区は乗務員区となり所属基地は吹田総合車両所奈良支所となりましたが、所属標記の変更はありません。

所属標記

・品番511 西日本所属標記インレタ(2)
こちらには主に大ナラと近ナラが収録されています。定員は先頭車が136名、中間車が144名です。205系用も収録されています。

近ナラ(中間車用)と2エンド

車番

・品番563 奈良201系車番インレタ
こちらは全22編成の車番が収録されています。所属標記は「近ナラ」のみを収録しています。
その他妻面標記、検査標記(2018年度末で廃止)、ドアコック標記、エンド標記、保安装置標記([P|S])も収録されています。
自重標記はクハ201、クハ200、モハ201、モハ200の4種類と、大阪環状線ラッピング車用のおまけとしてサハ201が収録されています。
ところで、201系には次車の違いにより通常の量産車とコストダウンを図った軽装車という区分けがあり、その違いは

  • 側面窓

  • 車番がステンレス切り抜き文字か、白文字か(明石車の場合)

  • ベンチレーターの素材

  • 床下のチョッパ装置、ブレーキ制御装置

といったところだったのですが、主に上3つの違いは体質改善およびその前後で失われています。そして床下については、従前はそれが自重の違いに反映されていたのですが、現在の表記を見る限りどういうわけか違いは設けていないようです。

クハ201(検査標記は左側にあるバーコード管理化のため廃止)
クハ200
モハ201
モハ200

女性専用車

女性専用車が導入されています。終日導入されていますので男性旅客は例外を除き乗車する事は出来ません。

黄緑タイプ(2004年~)

・品番805 関西圏女性専用車2(黄緑)+グリーン車マークインレタ
当初は黄緑色の表記でした。ボディカラーとマッチして落ち着いたイメージです。103系のものと同じですので201系導入前の2004年からとしております。

ピンクタイプ(2011年~、2019年~)

・品番531 近畿圏女性専用車表記インレタ
2011年にピンク色に変更されより女性専用車感が強まりました。
2019年に新大阪延伸に伴い文面が一部変更されております。本インレタのうち、上2行が新大阪延伸後2019年タイプ、一番下2行が2011年タイプとなっています。よく見ると英語表記が2011年はHelvetica書体だったのが、2019年にはFrutigerになっています。ちなみに現行の221系向けには品番832をご利用下さい。

2019年仕様(新大阪)
2011年仕様(放出)

手かけ

・品番558 乗務員扉用手かけ表現インレタ
乗務員の労災防止(転落防止、指挟まれ防止)のために乗務員扉に後付でつけられたステンレスの取ってです。こちらはTOMIX製の転写シートに収録されていますが、よりメタリック感を持たせたい場合にはこちらをご利用下さい。2枚重ねて転写するのも良いかもしれません。

弱冷房

・品番395 西日本弱冷車インレタ
2018年夏に設定車両の変更とそれに合わせ標記に英字が付加されたものにかわっています。本インレタには2018年以前と以降、どちらも収録してあります。なお、英字付加タイプに限りTOMIX製の転写シートに収録されています。

優先座席

初代

・品番806 西日本優先座席インレタ3(オモテ貼)

2013年以降(マタニティマーク付加)

・品番058 西日本優先座席インレタ

2019年以降(JIS規格準拠ピクトグラム、ヘルプマーク付加、マタニティマーク内包)

・品番556 西日本優先座席インレタ2(オモテ)
・品番662 西日本優先座席インレタ2(ウラ貼)

ドア表記

・品番340 西日本ドア表記インレタ
西日本一般車両のほぼ全てに貼られているタイプのドア表記です。

ドア注意表記下のミニ広告については後年縮小、廃止されています。
戸袋窓広告についてはそもそも埋められた状態で登場したためありませんが(その場合「青」を使用)、ミニ広告の大型化により同じサイズのものがドアにも貼られています。
・品番310各種 汎用広告表記インレタ 各色
基本的には「白(品番310wh)」ですが、好みに応じて「薄灰(品番310lh)」を使用するのも良いでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?