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ロスチャイルド航空事故

「ジェイコブ・ロスチャイルド」

英国ロスチャイルド家の当主で、ロスチャイルド家の中でも筆頭に名前が上がります。

ロスチャイルドとして世界に名が浸透しているのがジェイコブロスチャイルドで間違いないと思います。

そのロスチャイルド卿が航空機事故で死亡したのでは?!という情報が2017年にネットの中を回っていました。


ジェイコブ・ロスチャイルド卿


2017年11月18日、英国バッキンガムシャー(Buckinghamshire)郊外のワデスドン・マナー(Waddesdon manor)の上空において、空中で接触したヘリコプターとセスナ機が墜落しました。

ワデスドン・マナー(Waddesdon manor)とはロスチャイルド家が建てた宮殿のような大邸宅です。

ちなみにロスチャイルド卿はここには住んでいませんが、たまに訪れます。


ワデスドン・マナー(Waddesdon manor)


1889年にロスチャイルド家が別荘として建設したワデスドンマナーは、英国バッキンガムッシャーのワデスドン村に作られたことからその名がつきました。

フランスのルネサンス様式で作られており、お金に糸目をつけずに約15年の歳月をかけて完成させたそうです。


ロスチャイルド家について簡単に説明すると、最初はドイツのユダヤ人地区(ゲットー)からアムシェル・ロスチャイルドが身を興しています。

彼には5人の息子がいました。

その5人をヨーロッパ各地でそれぞれロスチャイルド家を興させたのがこの一家の成功につながりました。


長男はドイツ、フランクフルトのロスチャイルド家

次男はオーストリア、ウィーンのロスチャイルド家

三男はイギリス、ロンドンのロスチャイルド家

四男はイタリア、ナポリのロスチャイルド家

五男はフランス、パリのロスチャイルド家


ワデスドンマナーは、ウィーンのロスチャイルド家に生まれたフィルディナンド・ロスチャイルド氏(愛称ファーディ)によって建てられました。

ファーディ―は、結婚相手を同じロスチャイルド家から選びました。

ロスチャイルドのロンドン家のお嬢様と結婚したのです。

しかしそのお嬢様は翌年亡くなってしまいます。

新婚でお嫁さんを亡くした失意のファーディはマルボロ男爵が売りにだしていた土地を買い、そこにこのワデスドン・マナーを建てました。

ウィーンはハプスブルク家のおひざ元。

そこで様々な宮殿に触れてきたファーディは英国でもフランス様式の宮殿を求めたのです。


ファーディが死去した後は、彼の妹のアリスがこの邸宅を引き継ぎました。

アリスは生涯独身でした。

アリスにとっては兄の思い出の邸宅です。

彼女はこのワデスドン・マナーを美しいまま残すことに尽力したそうです。


アリスのあとはフランスのロスチャイルド氏が引き継ぎ、そこにフランスから様々な調度品やコレクションをこの屋敷に持ってきたそうです。

この邸宅に収められているコレクションの数々は、フランスのルーブル美術館も一目置いているそうです。


今はロンドン家の筆頭ジェイコブロスチャイルド卿とナショナルトラストが共同で管理をしているそうです。

(ナショナルトラストとは、424万人の会員と6万人超のボランティアが支える英国最大の自然保護団体で、英国の歴史的な建物及び景観を保護する団体です)


現在、ロスチャイルド家のどなたもこの邸宅にはお住まいではないですが、時折来てはゲストをもてなしたりするそうです。


ワデスドン・マナーは一般に公開されており、予約したりチケットを購入して観光することができます。

去年はイギリスで最も人々が訪れた場所として、このワデスドン・マナーが栄誉に輝きました。

クリスマスデコレーションも年々有名になっていき、また結婚式場としても有名になっています。


その歴史あるワデスドン・マナー上空で、2017年11月18日正午頃に大きな爆発音が起きました。


その時の目撃者の証言です。

「空を見上げると二機が空中衝突をして、大きな爆発音とともに破片が落ちてきました」

"I looked up and saw as both collided in mid-air, followed by a large bang and falling debris," he said.


「急いで車の鍵を取りに行きながら緊急通報をしました、それからずっと場所がどこなのか状況を伝え続けました」

I rushed in to get my car keys and en route called the emergency services, who I continued to give updates as to its whereabouts.


結局わたしは飛行機が落ちた場所を特定できなかったのですが、私の出来る限りで警察と救急車と消防車の道案内をしました。彼らが墜落現場に到着するのを見届けてから私は家に帰りました」

Unfortunately, I wasn't able to locate the actual crash site but directed police, fire and ambulance as best I could. Once they were on the scene, I returned home.


敷地内に航空機墜落



後の報道で空中衝突はヘリコプターと小型セスナ機で、それぞれに2名ずつ搭乗しており、合計で4名全員が帰らぬ人となったことが分かりました。


しかし、事故直後にロスチャイルド家のワデスドン・マナーで働いている女性に話を聞こうとしても、誰が犠牲になったのか犠牲者の名前は言いたくないと発言したのです。

しばらくの間、誰が犠牲になったのか名前を伏せられて報道される様子は奇妙で、様々な憶測を呼びました。


その邸宅に住んでいないにしても、今でもロスチャイルド家筆頭のジェイコブ氏の持ち物であり、氏が来ていた可能性は捨てきれない。

使用人が犠牲者の名前を言いたくないとしたときの沈痛な様子など、噂が噂を呼び、気が早い個人サイトなどではジェイコブロスチャイルド空に散るなどと大々的にタイトルを掲げていました。


しかし徐々に犠牲者は4人で、空中衝突したとき両機ともにパイロットの練習をしていた生徒が操縦していたこと、同乗していたのはイギリスでも有名なパイロットを訓練する先生だったことなどが分かってきました。


しかし、探る人は後を絶たず、衝突墜落したときのべつの写真として、小型機同士の衝突ではなく、何十名か乗れる中型機の残骸があると、その画像を載せる人もいました。


ロスチャイルドがビッグネームなので、騒ぎも大きくなります。


そして、奇妙なことが判明しました。

なんと、事故が起きる3日前に、ロスチャイルド家の人物に何かが起こるというようなメッセージを掲示板に書き込んだ人が浮かび上がったのです。


その掲示板はアメリカの4ちゃんねるです。

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