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パラレルワールドを移動する

パラレルワールド、平行にあるとされる世界。

私たちが生きているこの世界とは別の世界だけれど、平行してすぐそばにある世界だという風にターロウは解釈しています。

今回はパラレルワールドから来たかもしれない方々のお話を紹介します。

【タウレッドから来た男】

1954年 東京羽田国際空港に一人の男が降り立ちました。
男性は白人で髭をたくわており、スーツに身を包んでいました。
すらりとした洗練されたビジネスマンという風だったそうです。


しかし入国手続きのときにそれは起こりました。
男性が日本に入国するためには入国管理でパスポートのチェックを受けなければいけません。
どんな用件で日本に入るのか、どこから来たのかなど重要なチェックを受けてから皆さん入国します。

男性はパスポートを羽田の入国管理官に見せました。
「Taured」
そう書いてあったそうです。
男性はTaured(タウレッド)という国のパスポートを持っていました。
しかしTauredという国は、この地球上のどこにも無い国だったのです。

Taured 、発音はタウレッド、トゥレッドがもっとも多く使われています。
しかし、存在しない国なので、正確な発音は分かりません。
アメリカ人は「タウレッド」と読む方が多いです。

この存在しない国タウレッドTauredから来たとして、パスポートを見せた男性。
当時の羽田空港の入国管理官は驚いたでしょうね。
初めて聞く国の名前。
パスポートにはTauredと印刷されており、国のパスポートとしては偽物には見えない立派な作りだったそう。

ここに画像がありますが、これは後日誰かが作った可能性が高いです。

「UNITED KINGDOM OF TAURED」と、記載があります。タウレッド連合王国といった風情です。


自分の国Tauredを日本の入国管理官が知らないことに腹を立てた男性。

日本にはこれで3度目の来日で、今夜泊まるホテルも予約していると言いました。

男性の財布の中にはタウレッド国が発効した運転免許証、そして見たことがないコイン。コインにはタウレッドの国名が刻印されていました。

もし悪戯だったとしても、ここまでやるでしょうか。

困惑した末に入国管理官は1枚の世界地図を持ってきます。
Tauedという国はどこなのか指で指すように男性に求めました。

すると男性はフランスとスペインの間を指さしたのです。

その場所は、スペインとフランスに囲まれたアンドラ公国でした。

ヨーロッパにはいくつかとても小さな国が散在しています。

例えばイタリアのローマ。バチカン市国という小さな国がありますね。

アンドラもとても小さな国で、総面積が東京23区より小さいそうです。


ピレーネ山脈を頂くアンドラ公国は美しく、のどかな国です。


男性は地図上のアンドラ公国を指さして、それが男性の国Tauredタウレッドではなく、アンドラという国だということに非常に驚いていたそうです。

男性いわく、タウレッドは千年もの歴史を有する国なのだそう。

しかし地図上のどこにもない国から来た男性を日本に入れるわけにはいかない、事情聴取の時間は長く、
男性はしだいに苛立ちをあらわにしていったそうです。

やがて夕刻になり、男性はこのまま拘留されることが決まりました。

しかし、男性の真摯な態度、嘘を言っている風ではないことなどから、
羽田国際空港入国管理当局は男性が予約しているというホテルで一晩を過ごすことを男性に提案したそうです。

男性は他に選択肢もないとあきらめたのか、予約しているホテルの名を係官に告げたところ、
なんと、そのホテルも実在していなかったのです。

それで当局がホテルを手配し、一室を借りて、そこに男性の身柄を移しました。

監視員の2名を部屋の外に立たせることが条件でした。

男性はホテルのレストランで食事をしたいと要求したそうで、監視員2名を付けることを条件にその要求も通りました。

食事を済ませたあと、男性は部屋に戻り一晩を過ごしたそうなのですが、

翌日、係官が部屋をノックしたところ中から応答がありません。

何度もノックをし、部屋に備え付けてあった電話へかけても、うんともすんともない。

それで係官は上司の判断を仰いで、部屋に強行突入することに決めたのです。

ホテルのフロントに協力を要請し、マスターキーで男性が宿泊した部屋に入りました。

すると、そこはもぬけの殻だったのです。

男性も、男性が持っていた荷物も全てが忽然と消えていました。

しかも奇妙なことに、事情聴取したはずの男性に関わる資料も全てが消えていたというのです。

ここまでが、よくアメリカで話題になるタウレッドから来た男の概要です。

パラレルワールドから来たのかなと、初めてこの話を聞いたときに思いました。

しかし、男性が消えると同時に、空港の入国管理が所有していた男性にまつわるものまでが消えていたというのが奇妙です。

全ては作り話しなのでしょうか。

しかしこの話は有名で、今も世界のどこかでこのタウレッドから来た男の話は語り継がれています。


それではもう一つのお話を紹介します。

最近起きた出来事で現在進行形で世界を驚かせているお話です。

【スペインの女性レリーナ・ガルシア】

スペイン人の女性レリーナ・ガルシアさん(当時41歳)はネットに助けを求めて書き込みをしました。
書き込んだ日付は、2008年7月16日です。
彼女の書き込みによると、4か月前に、自分のマンションの部屋で目が覚めた彼女は、自分が昨夜着ていたパジャマとは違うパジャマを着ていることに気づきました。
ベッドのシーツも昨晩とは違っていると思ったそうですが、その時はあまり気にしなかったそう。

後で調べたところによると彼女の身に異変が起きた日は、2008年2月23日の朝だそうです。

そのマンションは彼女が7年も借りていて、車もいつもの場所に停まっていたため、彼女はいつも通りに会社に向かったそうです。

レリーナ・ガルシアさんはその会社に20年勤めています。しかし会社に到着した彼女は驚きました。
いつものフロアに着いてみると彼女の名前がそこに無かったのです。
その会社はドアにそのフロアに所属している人物の名前を掲げているのですが、そこにレリーナ・ガルシアの名が無かったのです。
慌てて、彼女は自分の名前を検索しました。
すると別の階の全く違う部署に所属していることが分かりました。彼女は知らない部長の下で働いていることになっていたそう。
混乱したレリーナさんは会社に、気分が悪くなったため今日はお休みしますと告げました。
そして会社にある保健室に行って、調べてもらったところ、特に異常はなく、アルコールもドラッグも検出されず、精神もいたって健康というお墨付きをその時もらっています。

そして財布の中身を確認したところ、IDもそのままで、運転免許証も同じ。特に変わったことはなかったそうです。
でも自分の部署が変わったことは全く記憶にないため、一体自分に何が起きているのか分からず不安になったそう。

それでも彼女は翌日もいつも通り会社に行きました。
そして会社に提出していた彼女に関する書類などを見ました。
特に異常はありませんでした。
それどころか、つい2日前まで彼女がデスクの中に置いていた書類もそのままあったのです。

彼女はその時、自分は短期間の記憶喪失になったんじゃないかと疑いました。それでインターネットでニュースなどを見たのですが、それも記憶していた通り、覚えていたニュースでした。

それで自分は記憶喪失ではないと確信したそうです。

奇妙なことは続きます。
彼女はそれまで7年間付き合っていた彼氏と別れて、新しく別の人と付き合っていました。
新しい彼とは付き合って4か月目を迎えたところでした。
ところが彼女の部屋にいたのは、別れた元カレだったのです。
しかも元カレは「別れたことなどないし、別れ話も一度もない」と言い、
別れた事実などないという風にそこにいるのです。

付き合って4か月目だった彼はアグスティンという名でした。
2人で色々なことを話していて、アグスティンのミドルネームも彼の子供のことも、
彼の子供がどこの学校に通っているかまで知っていますとレリーナさんは語っています。

レリーナさんは必死にアグスティンさんを探しました。

ところがどこにもアグスティンはいません。

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