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鉄道設計技士2020年度(R2)鉄道電気(弱電分野)問2ー6

列車検知方式としては、軌道回路方式が主流であり、直流や低周波の電流を用いるものから、高周波を用いるものまで様々な方式が用いられている。一方、軌道回路以外の方式も、地上側で主体的に検知する方式だけでなく、無線式列車制御システムで用いられる車上側主体の方式も実用的なものが開発されている。軌道回路以外の方式を1つ選び、以下の3項目について具体的に述べなさい。

① 機能や動作の概要
② 設計・施工、あるいは保守における特徴や留意点
③ 新規開業する支線の区間など線路を新設する場合を想定し、当該区間に導入する列車検知方式について、軌道回路方式とあなたが選択した方式を比較検討し、導入する方式を決定するところまでを論ぜよ。なお、検討にあたっては下記の前提を置くものとする。
 ・当該区間と他区間との列車の乗り入れはない
 ・駅間に複数の列車が在線する可能性がある
 ・当該線区の環境条件、複線/単線、列車制御の方式は自由に選定
  してよい

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