12月12日(火)冬戦争13日目

 フィンランド湾で魚雷艇ラユとイスクが、スールサーリの港の前面に初めての攻勢的機雷敷設を行った。フィンランド海軍にとって、主要任務は機雷戦であった。これはソ連海軍も同じで、バルト海からフィンランド湾は、大戦中最も機雷密度の高い海域だったと言われる。現在でも時折機雷が発見、処分されることがあるほどだ。

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