12月2日(土)冬戦争3日目

 1939年12月2日フィンランド政府は、フィンランドとソ連間に勃発した国際紛争を、国際連盟に委ねることにした。しかし、国際連盟が何もできず、それどころかソ連は悠々と脱退したことは有名である。一方この日スウェーデン政府は、オーランド諸島に部隊を送らないことを通告した。スウェーデンは中立を保ったのである。ただしこれには異論もあり、スウェーデンのサンドラ外相は政府会合で介入すべきと発言した。いっぽうドイツ外相はこの日、各大使館にソ連に敵対的態度を取らずに、ソ連の行動を是認するよう命じた。

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