12月10日(日)冬戦争11日目

 リュティ首相は、ミッケリの総司令部を訪問しマンネルヘイムと会談した。朝マンネルヘイムは悲痛な面持ちであった。彼は隷下の将軍たちが命令に反して、あまりに早く後退しすぎたことを怒っていた。彼は今やフィンランド軍部隊のムードは撤退と戦争恐怖症にとりつかれていると考えていた。しかし、昼間の報告を受けて、夕方のマンネルヘイムは、光明を見出していた。彼はスウェーデンから支援や義勇兵が得られる限り、早期の和平のみが選択肢ではないと考えるようになった。

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