11月30日(木)冬戦争勃発

 1939年11月30日冬戦争は勃発した。首都ヘルシンキでは自主的な避難が開始された一方、政府は強制的な疎開を決定した。同じくヘルシンキでは、市民防衛当局によって子供たちの脱出のための拠点が設けられた。ケッコネン内相からは、爆撃によって各省庁間の連絡は困難になるため中央統治機構の分散化が図る旨が伝達された。カッリオ大統領は6カ月までの懲役の罪人に恩赦を与える旨を発表したが、これは彼らを収容するための役務を削減するとともに、戦争捕虜の役務や陣地の警備人員を捻出するためであった。

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