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水樹奈々への信仰を取り戻した日

こんにちは。かみなりひめです。
新しい生活様式」とかいう大正時代の流行り文句みたいなのが提唱されている今日この頃。

水樹奈々、やってくれました。

最近、多くのアーティストが
過去のライブ映像を配信するなどして、
この「新しい生活様式」というものを
後押ししています。

すでにアーカイブ配信も終わった今、
この試みについて考えてみました。

1. 「LIVE PARK 2016」の妙

まずはこちらをご覧ください。

LIVE PARK 2016とは
こんなライブでありました。

およそ、一年のなかで
単発ライブとツアーを夏と冬に開催する
という流れが一般的な水樹さん。

今までのライブ映像の蓄積
それなりにあるはずなのです。

では、なぜLIVE PARK 2016なのか?

① 虎党念願の甲子園球場

こんな企画に呼ばれるくらいには
虎党として名高い水樹さん。

ところが、最初から甲子園球場での
開催ではなかった
のです。

もともと、2016年9月のライブは
ZOZOマリンスタジアムだったと思われます。

というのも、
事前物販だけZOZOマリン
開催されていたからです。
(厳密には、チェリーボーイズ
 映像撮影もありましたが)

事前物販だけなら、
ベルサール渋谷でもよかったはず。
2014年のLIVE FLIGHTなどでも
そのようにしていたと記憶しています。

それをわざわざZOZOマリン
やるわけもありません。

急遽、甲子園球場に予約の空きができ、
長年のオファーの甲斐もあって
このライブが実現したとのことです。

② 綺麗に噛み合った気候条件

またも映像をご覧ください。

雨にずぶ濡れになりながらの
歌唱であると分かります。

まず、これ自体が異例なのです。

「雨降ったら中止やろ!」ではなく、
そもそも水樹奈々のライブの日に
雨というのが異例
なのです。

熱心なファンの方々の間では、
天候操作能力を持つとされている水樹奈々さん。

それほどに、彼女のライブでは常に晴天

その前提を覆して、
しかも小雨じゃなく土砂降り

それゆえに、ファンの間では
印象的な公演のひとつに挙がります。

またです。
まさかそれだけではありません。

この『BRAVE PHOENIX』は
アンコール前最後の曲。

ここから奇跡が起きていきます。

アンコールの後半。
恋想花火』が待っていました。

2012年・LIVE UNIONでの
星空と月と花火の下』を知るファンは
これ花火をぶっ放す流れだ……」と
気づいたはずです。

すると。
『恋想花火』のときだけ
雨が止んでくれたのです。

水樹さんが天候を操作したとは
微塵も思っていませんが、
幸運に恵まれた人ではあるようで。

そんな意味でも、「伝説のライブ」でした。

2. 擬似的な同期性

とはいえ、「伝説のライブ」を流すだけなら
別に感動することもありません。

私が信仰を取り戻すほどに心動かされたのは
この「擬似的な同期性」にあります。

まずは公式からハッシュタグ指定

これはよくある話ですね。
トレンド入りすれば話題になります。

そして、配信スタート。

水樹奈々ファンたちが一斉に同じ画面に向かい
めいめいが思い思いに楽しみます。

ペンライトを振るもの。
Twitterで実況するもの。
当時の思い出を語るもの。

そして、ここでまさかの事態が起きます。

水樹奈々本人が降臨したのです。

それこそ、ファンと同様に
当時の思い出を語っていくのです。

そこには当然、製作側しか知り得ない
エピソード
も盛り込まれておりました。

製作に当たって、披露に当たっての
水樹さん本人の思いを聴きながら、
歌唱やサウンドを楽しむ。

あれ? これって実際のライブでは?

水樹さんの呟きMCさながらに聞こえ、
ハッシュタグを覗けばファンたちの反応
ざわめきのように耳に飛び込んでくる。

公式から配信されるひとつの映像で、
アーティスト本人とファンとか一体となる

特異な同期性がそこにはありました。
ライブ」という祝祭空間を、擬似的に
作り上げることに成功していました。

とはいえ、同じ時間に同じ映像を流し、
みんなで実況することもできました。

実際に、i☆Risはそのスタイル。

ただ、このスタイルだと
あくまでも「」の楽しみの
延長としてのスタンスが強そうです。

公式からの「ひとつの」映像
というのが擬似的同期性を生むための
重要な要素ではないかと思います。

バックバンド・チェリーボーイズにしか
興味がなくなってきた私をも、
再びその世界へと誘っていく水樹さん。

いやはや、さすがの一言でした。

3. おわりに

燃えろ!! チェリボナイン』を
端折ったことだけは許しません。

配信の尺の都合もあるでしょうから
やむを得ないのでしょうが……。

LIVE EXPRESS 2019のチェリボソング
FUTURE EXPRESS』には
こんな歌詞がありました。

大事な触れ合いであるライブ。
次に皆さんと触れ合えるのは、
果たしていつになるのでしょう。

その日まで信仰を保ち、
また色んな人たちと笑顔で会いたい。
そんな思いになった日でした。

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