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高咲侑なき美しい故郷。

こんにちは。かみなりひめです。
先週の日曜日にお台場に行ってみたら、
ゲーマーズの前に人が沢山いてビックリ。
経済効果、生んでそうですね。

さて、今週もやってまいりました。

アニメ
ラブライブ!
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
(通称:アニガサキ)
第5話「今しかできないことを」

(見ていない方はこちらからどうぞ)

アニメも遂に第5話まできましたね。
エマちゃん回ということで、癒し満載かと
思いきや……なかなかのドラマでした。

しかし、そのドラマには
もはや高咲侑ちゃんは不要なようです。

1. エマちゃんと侑ちゃん

スイスを離れ、ニジガクの校舎へと
たどり着いたところから話は始まります。

ニジガクの寮を探していたエマちゃんの前に
現れたのが、朝香果林さんでした。

(なお案内はちゃんとできなかった模様)

二人の出会いの話を経て、
時空はりなりーさん加入後へ。

これまでも、エマちゃんの要請があれば
同好会に協力してきた果林さん。

その果林さんの姿を見て、
ある想いを抱いていたエマちゃん。

果林「私、読者モデルの仕事もあるし、スクールアイドルなんてやってる暇ないの。知ってるでしょ?」
エマ「そっか。いつも手伝ってくれてたから、もしかしたら一緒に出来るのかもって。

でも、そんなエマちゃんに対し、
果林さんはこう言い放つのでした。

果林「頑張ってるエマを応援したいと思っただけよ。そんな風に思われるんなら、もう止めておくわ。
エマ「果林ちゃん……?」
果林「それ、持って行っていいわよ。衣装の参考にでもして。それと、もう誘わないで。

果林さんの心を図りかねていたエマちゃん。
誰かの心をポカポカにしたい」と願うエマは、
果林の心すら温められなかったことを悔やみます。

でも、果林さんが渡したスクールアイドル雑誌
挟まっていたものを見て、気づくエマちゃん。

それは、果林さんが依頼されたアンケート。
今、一番興味のあることは?」という質問への
果林さんの答えは「スクールアイドル」。

PV撮影を中断し、
寮にいた果林さんを強引に引っ張って、
一日お台場で二人の時間を楽しむのです。

最後、日本科学未来館にたどり着いたとき、
話題の核心に切り込むエマちゃん。

エマ「それって、本当の気持ち? 一番興味があるのがスクールアイドルって。」
果林「それは……。」
エマ「どうして言ってくれなかったの? 私には興味のないふりをして、ずっと自分の心をしまい込んで……。前に言ったの、覚えてる? 私、見てくれた人の心をポカポカにするアイドルになりたいって。でも、私は一番近くにいる果林ちゃんの心も温めてあげられてなかった。そんな私が、誰かの心を変えるなんて無理なのかもしれないけど」
果林「エマ……。」
エマ「果林ちゃんの笑顔、久しぶりに見たよ? 私、果林ちゃんにもっと笑っててほしい。もっともっと、果林ちゃんのこと知りたい!

エマちゃんの言葉を受けて、
やっと、自身の懊悩を語る果林さん。

要するに、他者との和気藹々というものを
キャラじゃないと遠ざけてきた自分が、
その和気藹々に楽しさを覚えてしまったという
ジレンマに陥っていたのでした。

そんな果林さんに後ろからハグをして、
エマちゃんは語り掛けます。

エマ「いいんだよ、果林ちゃん。どんな果林ちゃんでも、笑顔でいられれば、それが一番だよ。だから、きっと大丈夫。もっと果林ちゃんの気持ち、聞かせて? 私に!

そして、いつものライブシーン。

これを経て、果林さんも
晴れて同好会加入となったのでした。

ふとエマちゃんソロ曲のタイトルを見返すと、
La Bella Patria」の文字が。
日本語訳すると、「美しい故郷」。

帰るべきエマちゃんの故郷とは、
朝香果林さんのことだったのかもしれません。

2. 不在の高咲侑

さて、ここまで見てくると、
エマの行動理由は果林さんであり、
果林さんの行動理由はエマちゃんです。

頑張っているエマを応援したい果林さん、
果林さんに笑ってほしいエマちゃん。

第5話におけるエマちゃんの葛藤は、
自身で作り出した「朝香果林」像に
囚われた果林さんがもたらしたもの。

つまり、エマの葛藤を解決するには、
果林と渡り合うしかないのです。

その意味で、
この二人の ”セカイ” には、
高咲侑ちゃんは不要なのでした。

それを裏付けるかのように、
いわゆるBパートにはちゃんはじめ
同好会のメンバーはほぼ登場しません

Bパート冒頭のPV撮影の風景から、
果林さんの同好会加入まで、
徹底して他のメンバーは排されています
もちろん、ちゃんも例外ではなく。

思えば、第4話「未知なるミチ」でも
愛さんの悩み侑ちゃんは干渉していません

愛「正解が一つなら、分かりやすいよね。スポーツにはルールがある。愛さんたちの目指すスクールアイドルには、そういうのはなくて、自分一人。愛さんだけで、どんなスクールアイドルがやれるのかな? 愛さんの正解って、何なのかな? こんなこと、今まで考えたことなかったよ……。」

エマちゃんの言葉の中に潜むダジャレ
発見したことで何かが吹っ切れたのがさん。

そんなレインボー公園での宮下愛ライブを見て、
感動しているだけの侑ちゃんがいただけでした。

振り返れば、この第4話というのは
大きなターニングポイントでした。

高咲侑に救われるスクールアイドルから、
お互いに救いあうスクールアイドルへ。

さて、来週のりなりーは
誰に救われるのでしょうか?

3. おわりに

何てことないはずの
エマちゃんのライブのシーン。

まさかの中の人ネタでした……!
(後輩君に教えてもらいました)

お台場で聖地巡礼しているオタクたち、
新島、行ってみようか……!(?)

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