大西亜玖璃は上原歩夢だ。
こんにちは。かみなりひめです。
早速ですが、
上原歩夢ちゃん
お誕生日おめでとう!
「あなた」である私としてもとても喜ばしい一日。
今日だけは歩夢ちゃんのことを考えてしまいます。
彼女を語る上で外せないキーワードはただひとつ。
『開花宣言』
歩夢ちゃんの2ndソロ曲。
ニジガク1st LoveLive! のDay.1では歩夢ちゃんを演じる大西亜玖璃さんの涙で大きな感動を呼んだ曲でもありました。
1日目ラストのMCで、大西さんは次のように述べました。
泣いちゃったにも理由があって。歩夢ちゃんは、見つけてくれた人、応援してくれるあなたがいるから歌える、っていうのがあって。私も芸能活動を意外と始めて長いんですけれども、始めたときに一人、二人、三人ってどんどんどんどん私のことを見てくれる人が増えていって、でも最初は全然日の目を浴びない時もいっぱいあって、すごく辛い時期もいっぱいあったり、自分のやりたいことができない時もいっぱいあったんですけど、こうして元々好きだった「ラブライブ!」という作品に出会って、しかも「私は絶対この子しかいない!」って思える上原歩夢ちゃんと出会って、その子を演じることができて、今日こうして、歩夢ちゃんの歌を皆さんに――「皆さんに」というか、あなたに届けることができて、本当に幸せです。
実は、『Love U my friends』の試聴動画が公開されたときも、大西さんは次のように語っていました。
ここで注目すべきは、『開花宣言』には
① 歩夢ちゃんらしい『開花宣言』
② 大西亜玖璃の芸能人生に寄り添う『開花宣言』
の二つの側面があるということです。
ニジガクの1st LoveLive! 以降、
②の側面ばかりが取り上げられていた気がします。
もちろん、MCにて大西さんが涙するということがあってこそのことだとは思います。
そこで、
上原歩夢バースデーの今日。
アプリゲーム『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』(スクスタ)のキズナエピソードを紐解きます。
ニジガクのメンバーは、スクスタ内でキズナエピソード12話を読むことで2ndソロ曲が解禁されます。
言わずもがな、そこまでのキズナエピソードでは、2ndソロ曲ができるまでの物語が綴られます。
上原歩夢のキズナエピソードを
振り返っていくなかで、
歩夢ちゃんにとっての
『開花宣言』とは何か、
ということを読み解きます。
まず、『開花宣言』の「花」ですが、
これはガーベラであることが明言されています。
花言葉は「希望」「常に前進」。
「一歩一歩、夢に向かって」進んでいく歩夢ちゃんには、ピッタリな花であると言えます。
そして、ガーベラの種をファンに配るのでした。
上原歩夢ファンにとって、
ガーベラの成長は歩夢ちゃんの成長。
ファンに、より成長した姿を見せたいという意志が少しずつ見えてくるようになります。
その結果として、ファンレターのお礼を『開花宣言』の歌詞に乗せて伝えることを思い付きます。
それは、およそ次の歌詞に反映されています。
あなたの声は水となって
あなたの笑顔は太陽になる
時には顔下げる日もある
だけどあなたがいるから
また顔上げて
「あなた」が、花が生育するために必要な「太陽」や「水」に擬せられているということは、
上原歩夢というスクールアイドルにとって「あなた」(=ファン)は必要不可欠ということです。
そして、極めつけはここ。
答えはまだ見つからないけど
共に成長して行こう これからもずっと
ファンの「一緒に成長していきたい」への答えが
歩夢ちゃんの「共に成長して行こう」でした。
ここまで読むと、次のように言えるでしょう。
上原歩夢にとっての『開花宣言』は
必要不可欠な存在であるファンたちと
一緒に成長していく誓いを立てる曲
というものである、と。
さて、満を持して次の歌詞を考えましょう。
名もない花でいい 美しくなくたって
鮮やかな色ではなくたって
道端に咲く 私を見つけた人が
少しだけ幸せになれるように
咲き誇れ
大西亜玖璃さんの一番の感動ポイント。
彼女の今までの芸能人生と重なる歌詞です。
詳細はこのブログ記事を参照いただきたいのですが、そこには以下のような記述があります。
グループには選抜メンバーと非選抜メンバーが居た、よくある話だ。グループ内オーディションを勝ち抜いた選抜メンバーだけが、自分の歌声をCDにすることを許され、リリースイベントでライブする権利を得られる。その中で、大西亜玖璃さんは非選抜メンバーだった。この選抜制度というの、シングルが発売される毎に入れ替わる訳でもなく、ほぼほぼ入れ替わりが無かった。(「大西亜玖璃さんの話」)
ここでの「グループ」とは、
オスカープロモーションが開催している「全日本国民的美少女コンテスト」のファイナリストたちが集うアイドルグループ「X21」を指しています。
確かに、大西さんはX21の選抜グループであった過去はありませんでした。
仮にも、全日本国民的美少女コンテストのファイナリストという華々しい経歴を持つ彼女。
それでも「たまたまなんです」と言ってのけたり、
某相●茉優さんからのファイナリストイジりにムッとする(ふぐぽん)のは、こういった過去が関わっているわけです。
2番サビの歌詞は、
X21として活動していた大西さんの
過去を重ねることが容易に可能でした。
まさに「名もない花」だったのです。
では、歩夢ちゃんにそんな経験は
存在しているのでしょうか?
このライブは、来てくれた人の投票数によって
明確に優劣をつけるようなシビアなものでした。
そこで、歩夢ちゃんは最下位になってしまいます。
この段階での歩夢ちゃんは、
他のニジガクメンバーと比べると
まさに「名もない花」でした。
ここから、着実に成長を見せていく歩夢ちゃん。
非公式ファンクラブの存在にも勇気づけられます。
以上から、こう結論づけることができます。
上原歩夢にとっても、
大西亜玖璃にとっても
『開花宣言』という曲は
「名もない花」である自分を
見つけてくれたファンのための曲である
以前、楠木ともりさんと優木せつ菜が重なるのだ、
という話をしたことがあります。
この意味で言えば、
上原歩夢も、大西亜玖璃も、
スクールアイドル、ひいては
「ラブライブ!」に出会ったことで
咲き誇ることができたのだ、と言えます。
ということは、言い換えれば
大西亜玖璃 = 上原歩夢
なのではないでしょうか?
不遇の冬を過ごし、
メインステージに立ったことがなかった二人。
そんな彼女らに魅入られて、支えるファン。
歩夢ちゃん、そしてあぐぽんとが
共に成長していかれる限り、
共に一歩一歩、前進していきましょう。
あのガーベラの花言葉のごとく。
(一年前の二人の写真を添えて)
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