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大西亜玖璃は前田敦子の夢を見るか?

はい。かみなりひめです。
ヘッダー写真は大西亜玖璃さんご本人のツイッターより拝借いたしました。可愛いですよね。

さて、前回のnoteでは、

ニジガクとは
サヴァイヴ系である

という話をいたしました。
(詳しくは前回のnoteをご覧ください!)

前回と同じく、今回も「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(通称:ニジガク)の1stライヴを受けて考えたことを言葉にしていきます。

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優木せつ菜役・楠木ともりさんのMCが印象的。
このように、前回のnoteでも述べました。

楠木さんは、サヴァイヴ系の想像力の中にありながら(あるからこそ?)「自分の『大好き』も、誰かの『大好き』も大切にしてほしい」ということを述べました。

楠木さんのMCの素晴らしさは
その内容だけに留まりません。

その間の取り方
喋る際の声のトーン
話の緩急の付け方、
話すときの語の選択

どれを取っても、絶妙な話し方をするのです。
「話すこと、聞くこと」の授業で取り上げたいレベルです。ホントに。

1stライヴのヘッドライナー・優木せつ菜。
マンスリーランキングでも常に上位に食い込むキャラの声優。それだけでも、楠木さんの重責は計り知れません

それなのに、あの素晴らしいMCですよ。

重圧のかかる状況でも、
ファンの心を掴む話し方で、
ファンの心を掴む言葉を発せられる。
それが、楠木ともりなのです。


そんな楠木さんと対照的なキャストがいました。
しかも、同じ学年・二年生に。

その人こそ、ヘッダーの女性、

上原歩夢役の
大西亜玖璃さんです。

大西さんが演じる上原歩夢ちゃん。
たとえニジガクには疎くても、
このキャラは見たことある!
という人もいらっしゃるかと思います。

それはそのはず。

上原歩夢ちゃん。彼女は、

μ'sの高坂穂乃果(まんなか)
Aqoursの高海千歌
(ひだり)

今までの「ラブライブ!」シリーズの
リーダーたちと並ぶ存在なのですから。
いわば、ニジガクの顔というべきキャラ。

ゆえに、大西さんは、
「ラブライブ!」9周年発表会のときも、
高坂穂乃果役・新田恵海さんや、
高海千歌役・伊波杏樹さんと並んだのです。

ですが。
間違えてはいけません。

ニジガクは
グループではありません。
ゆえに、リーダーも
存在しないのです。

しかも、上原歩夢ちゃんは
ニジガクの発起人でも何でもないのです。

あなた」がニジガクの部室に初めて訪れた時、
そこにいたのは中須かすみちゃんでした。

μ'sの高坂穂乃果やAqoursの高海千歌は、
彼女たちが発起人として周囲の人たちを
スクールアイドル活動へと導いていました。
上原歩夢ちゃんは、そんなことしていません

上原歩夢が、今までの
高坂穂乃果や高海千歌と
並ぶのは異質なのです。


誤解を恐れず言えば、上原歩夢ちゃんは
ニジガクのリーダーを背負わされている
とも言えるでしょう。

その重責は、大西さんに
しっかりとのし掛かっていました。


1stライヴ二日目のMC。
大西さんは涙混じりにこう述べました。

歩夢ちゃんは、虹ヶ咲のなかでも色々な場所で代表として出してもらえているけど、私がへたっぴだから……。(発言要旨)

ニジガクを代表するキャラとして前へ出る歩夢。
一方で思ったように投票結果がついてこない
その原因を、自分自身の実力に求めたのです。
相当な苦悩劣等感が見てとれます。

トークスキルを備え、
キャラは投票で上位常連。
そんな楠木ともりさん。

ニジガクを代表するが、
声優の実力不足という
劣等感に苛まれている
大西亜玖璃さん。


この二人の対比。
私はとても既視感がありました。

それは、
初期AKBにおける
大島優子さんと
前田敦子さんでした。

実力があり、人気もついてきている。
喋らせれば、名スピーチを生み出す。
でも、一位を取れない大島優子さん。

不動のセンターでありながらも、
トークスキルは大島さんに及ばず、
劣等感を抱いていた前田敦子さん。

大島優子=楠木ともり
前田敦子=大西亜玖璃

という構図が見えてきませんか?

そう。そうです。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は
初期AKB48と似ているのです。

ファンの投票によって決まるセンター
投票に際して、ニジガクキャストがSNSを駆使するのは、 ぐぐたす(Google+)を活用していたAKB48を想起させます。

また、個々のキャラの、「○○系」という肩書き。
エケペディアなどを通して、グループ内での「キャラ」を作り上げていたAKB48のスタイルを踏襲していると言えます。

更に言えば、
私が理想とするスクールアイドル像」を演じようとしている、桜坂しずく
彼女の存在は、「アイドル」ということを強く意識していた、柏木由紀さんを彷彿とさせます。

まとめると、

ニジガクには初期AKB48の
影響が色濃く確認できる。

ということになりましょう。

元々、国民的美少女コンテストのファイナリスト
その可愛さは折り紙つきの大西亜玖璃さん。
いつかは、前田敦子のような伝説のセンターになっていくのか。

ニジガクの成長とともに、
キャストの成長にも目が離せません。

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