お前らはどうせ考えない

中学卒業するまで自分の事を意識せず、何か大きな流れに身を任せただ生きているだけの状態がずっと嫌だった。
手を挙げない生徒、座学でただ過ぎ去っていく毎日、夢を語らない人達、明るい=性格が良いわけではない、認知されてない問題を自分が処理しなきゃいけないような押しつけがましい糞、

高校の時は望んだ環境をようやく手に入れた事に安堵するも、自分の手では経済的に変えられなくて、だからこそ何も考えて生きていない大人達が嫌で青年になった時はやりたい事をする為にお金を稼がないといけないのが嫌だった。
貯金があるなら高校の時に手に入れていれば、今頃もっと飛躍できた。

大人になってからは案の定、【お前そんなんでよく偉そうに仕事できるな】とか【ああ、こっちの道に進んでいれば今頃……】という新しい発見と自分の思想の正しさの確認をする毎日で、言われているわけでもないのにお前は負け組だと思われているような状態が嫌でなんとかそこから脱したいと思っていた。

働いているのに何が大切なのかすぐに言えないのも、その人の事を見ただけじゃあ何か悪い事をしてきたかどうかなんてわからないのに考えようともしない馬鹿に付き合うのも、金を稼ぎたいと思っているのにそれ以外を大事にしているのも、どいつもこいつもただズレているだけでその程度の事に一喜一憂し叫ぶんだからしょうもなさに拍車がかかり気がつけば誰とも喋らなくなる。

はっきり言えばいいのに奇妙な理由で誰かを責め立て、その人の意味が分からないという表情を確認して考えもしない。

人に振り回されたくないから独立したいと思っているのに手助けしてくれなくて、大した事が書かれていない事をビジネスにして売っているんだからもう既に手が打たれていると思いながら怒りをぶつけ次に行く。

大切な事がそこにあればいいのにそれ以前に金があって、こんな社会は崩壊するはずなのにずるずる引っ張っている。

こんな社会にしたのは必ず誰かが責任者がいるはずなのに自分が立て直さないといけない苛立ち。



知らなきゃいけない事は1つじゃないのに、律儀に質問して一喜一憂する。馬鹿か。


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