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年の初めに思うこと

もう、日頃思ったことを書き綴ることをすっかりしなくなってしまったけど、年の初めくらいは何か書いてもいいのではないか……と思ったので、思いつくままに書いてみようかと。

2020年は、年がはじまった時に思っていたようには山に登れず、旅に出ることもできず、職場のみんなと食事に行くことさえもできず、いろんな人が言うように「大変な」「つまらない」年だったかもしれない。

けれど、本当のことを言うと、わたし自身はけっこう充実していたように思っている。限られた条件下で結構よくがんばったのではないか、と。

まずもって、(プロモーションのやり方を変えたということもあるのだけど)仕事の件数がうんと増えた。
休みは死守したので、目が回るほどでもなく、リズムの中でやるべきことはやったと思う。
業務内容的に「あちこち回ってる人」なのでこのご時世、敬遠されるかと思いきや、それどころではない場所が多くて、たいていはみんな困っていて、疲れ果てていたので、私が行くと喜ばれることの方が多かった。

いつ何があってもおかしくはない状況だったので、ここまでやれたのはラッキーだったとしか言いようがないけど、たくさんのケースに当たることで、自分の中の「スペース」が広がった感じもしたし、それはよかったなと思ってる。

そして、ムスメが保育園から幼稚園にかわって生活がガラッと変わったのも、大きい。
今までよりも長い送迎の時間、1日おきのお弁当作り、慣れない中で保護者の皆さんとの関係づくり……大変といえば大変だったけど、ムスメのためだと思ったらがんばれた。

何より、毎朝、ムスメと手をつないで幼稚園まで歩いて行くのが楽しくて。
雨がザーザー降ってずぶ濡れになったこともあったし、雪で歩きにくくて気持ちが折れそうにもなったけど、それでもムスメとふたりでいろんな発見をしながら歩く時間は本当にかけがえのないものになった。

幼稚園に入った途端に長いお休みになってお友達の顔や名前を覚えることもままならなかったはずなのに、休み明け、道歩くお友達の名前を呼びかけながらあいさつをするムスメは本当に健気で、その気持ちをぎゅっと抱きしめたくなるほどだった。

そんなわけで、私にとっての2020年はけっこう悪くなかったのだった。

2021年は……どうなるかわからないことばかりだけど、その時々の状況でやれることやるしかないよな、と。
2020年よりも堂々と山に登れたらいいな、旅ができたらいいなと思うけど……ムスメによると「え、2020年楽しかったよ?」とのことなので、2021年もそんな調子で暮らしていけたらいいな。

(写真はスペシャルバージョンのお弁当)

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