見出し画像

4月末のらいちょう農園

寒暖差の大きい今日このごろ、皆様お元気でしょうか。
 こちら、信州松本今井地域では、否、全国的に遅霜(おそしも)と呼ばれる凍霜害に戦々恐々の日々でした。
 三寒四温などと申しますが、暖かい日が続いたなと思っても、また寒さがぶり返す、そのようにして徐々に季節が変わっていきます。今年はこの寒さのぶり返し方が強烈で、「温かい日が続いているから、もう芽吹いていいだろう」と思った植物たちが芽吹いて、花を咲かせるなどしているところに氷点下の気温となると、芽や花が枯れてしまったりするのです。あるいは、寒さのぶり返し方は平年並みかもしれないのですが、3月があたたかすぎたために植物の生育が進みすぎていたというのが今年の状況かもしれません。
 当園が栽培している果樹ですと、りんごに霜(しも)の影響がありました。花が茶色くなり、身にならない状態になってしまったものがチラホラあります。もう少し生育が進めばより状況ははっきりするとは思いますが、昨年よりは収量あるいは品質が落ちるものと思われます。とはいえ、壊滅的とは今のところ感じませんので、美味しいりんごを今年もみなさまにお届けできるものと前向きに考えております。

クイーンルージュの芽

 ぶどうの方は、特段、凍霜害の被害にはあっていないようです。3月が暖かかったとはいえ、このあたりはそもそも冷涼ですので、ぶどうの生育が被害を受けるほどには進んでいなかったからかもしれません。
 当園のぶどう園を見回ってみると、写真のような芽吹いているものがチラホラあるものの、「他の園よりも生育がおそいのではなかろうか・・。」と少し心配になったりもします。同じ地域でも僅かな距離の差で気候が異なるため生育差があるのだろうと、これまた前向きに考えております。

順調な生育を見せる人たち

移住してきて5年目、就農して1年目(昨年11月に正式に就農)となりました。
引っ越しもして、子どもたちも小学生となり、らいちょう農園もいよいよ本格的に経営開始ということで、今後ともみなさまよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?