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【専門家の危機感】「普通に出社するのは異常」「接触は2メートル30分」

今こそ拡散してほしい。

緊急事態宣言が出された7都府県、平日の外出が目指すように減りません。
危機的状況です。

4月15日放送のNHKニュースウォッチ9の冒頭数分間、「8割おじさん」こと西浦博先生の強い危機感が滲み出る記者会見の様子を放送していました。
最初の約5分間の全文を書き起こします。
見出し以外は、ほぼ原文のままです。(一部、語尾やつなぎことばを省略)

放送内容は、NHKプラスで見逃し配信されています。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2020041511843?t=276
NHKの受信契約をしていれば追加料金なし、数分の手続きでIDを取得できます。

放送内容

〜番組開始〜

西浦教授
「80%の接触を削減しなければ、大規模流行が制御し難い。」

40万人以上が死亡するーー国の専門家チームは、対策が何も取られなかった場合の最悪の推計をあえて発表。感染拡大に伴い、様々な側面で危機が目に見える形になりつつあります。

都内では、救急搬送の受け入れを病院から断られるケースが急増していることが判明。

さらに、観光が…

観光庁長官
「マイナス93% 過去最大の下げ幅」

雇用が…

労働組合の書記長
「仕事を奪われる、命が脅かされる状況が今広がっている」

子ども達にも…

子どもの心理などに詳しい医師
「子どもも大人もいっぱいいっぱいになっている。それが子どもをどんどん追い込んでいる。」

日本は今、正念場を迎えています。

西浦教授
「痛みを伴っておいいので、できるだけ早くに劇的に接触が削減される、それが続く、という状況を作らないといけない。」

〜スタジオ〜

こんばんは。ニュースウォッチ9です。死者40万人以上。あくまでも対策が取られなかった場合の推計ですが、このウイルスの恐ろしさを改めて思い知らされます。

果たして、接触8割削減は進んでいるんでしょうか。専門家は、厳しい認識を示しています。

西浦教授
「全国民が行動変容をしっかりして、少しでも早く拡大を止めること。皆さんに、お力を貸していただければ」

最悪のシナリオ

今日報道各社の取材に応じた、厚生労働省の専門家による対策チーム。
メンバーの西浦博教授は、感染拡大を防ぐために人との接触を8割減らすことが欠かせないと改めて強調しました。
さらに西浦教授は、最悪のシナリオとして、何も対策が取られなかった場合の国内の患者数の推計などを公表。それによりますと、重篤な患者は、15歳から64歳まででおよそ20万人。65歳以上で65万人に。その場合、人工呼吸器が足りず、必要な治療が受けられなくなることから、およそ40万人以上が死亡するとしています。

西浦教授
「どれだけの重篤患者数とか死亡者数が想定されて、それと今の医療のキャパシティーがどんな関係になっているのか、みんなで十分理解した上で流行対策を考えていく必要がある。」

接触は「2メートル・30分」

あくまでの最悪のシナリオとして推計を示した西浦教授。しかし現在の状況でも感染の流行を止めるには不十分だと言います。

西浦教授
「向かい合って食事をして30分以上を共有しただけで感染が成立している事例がある。今の接触の状況だと大変危険である。」

西浦教授は、2メートル以内の距離で30分以上一緒に過ごせば接触したことになるとして、これを避けることが重要だと指摘しました。

西浦教授
2メートル・30分というのを、大体の大まかな目安にしていただいて、それを減らすんだという一つ一つの工夫が必要だと考えています。普段一日ずっと接触する相手とそれが10時間だとしますよね、10時間が8時間に減ってもあまりリスクは変わらないわけです。」

企業活動が接触を増やす 普通に出社するのは異常

特に企業活動が接触の機会を増やしている恐れがあるとして、テレワークや時差出勤などを徹底するよう呼びかけました。

西浦教授
「接触的に接触を減らさないといけない段階で、普通に皆さんが出社をされているという状況は異常なのかなと」
「できるだけ早くに劇的に接触が削減される、それが続く、という状況を作らないといけない」

そして、アメリカからも衝撃の報告が…(以下略)

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書き起こしは以上です。
拾い物のキャプチャー画像+放送内容の書き起こしなんてあんまりするもんじゃないのですが、公式に公開してくれてないし、それでも広めるべきだと確信したので書きました。

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