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緑内障の母の視界を彩ってくれたRAHA KENYAのワンピース

RAHA KENYAは、いつも応援下さっている皆さまに支えられ、常に共に歩んで参りました。

そんな皆さまとRAHA KENYAの出会いやエピソードのひとつひとつを思い出という形で残したい、という想いから、「私にとってのRAHA KENYA」ブログを毎月配信しております。

今月は第1弾としてお母さまへのプレゼントとしてRAHA KENYAのワンピースを購入していただいたhataさまにお話をお伺いしました。

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緑内障の母への想い

こんにちは、初めまして。
hataと申します。

私とRAHA KENYAとの出会いは、2020年の2月にリエさんに突然DMを送らせていただいたことから始まりました。

RAHA KENYAに興味を持ったきっかけは、YouTube。実は私「今日ヤバイ奴に会った」の坪和さん(@tubotubowa)の大ファンで、2019年6月にYouTubeで紹介されたRAHA KENYAの商品を見て、どれも素敵で、今まで出会ってきた商品とは違う世界観に興味を持ったんです。

もともと見る専門だったTwitterで、今度ノースリーブワンピースが3色展開で販売されることを知りました。

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「自分用に欲しい!」

最初はそう思って見始めたのですが、気づいたら離れて暮らす母のことを考えていました。

昔は仕事をしていた人だったのでたくさんの種類の色鮮やかなお洋服に囲まれて、お洒落をするのが好きな人でした。

しかし、緑内障になってしまったことをきっかけにそんな母の様子が変わってしまいました。

「視界がいつも霧のなかにいるような感覚で、ところどころ見えなくなってくるのよ。お買い物に行くのも億劫でお洋服を選ぶ楽しみがなくなってしまった。」

「色やデザインが見えづらいから選ぶのも楽しくないの。」

正月に母の帽子を買いに出かけたときもそう言っていて、離れて暮らす中で病気が進行していたことを改めて感じました。

「なんだか寂しいな…。」

そんな時にワンピースの話を聞きました。

「元気が出て、母に改めて洋服を選ぶ楽しみを感じてもらえるようなカラフルなアフリカ布の商品を5月の母の日に合わせてプレゼントしたい!」

そう思い、サイズの詳細をリエさんにTwitterのDMで相談させてもらいました。するととっても丁寧に着画写真や参考のサイズを教えて頂け、買う決心がつきました。

「発売当日に母と自分の分購入しよう!」と張り切って発売日を待っていました。

発売と同時に完売、その先の迷い

しかし、そんな気合も虚しく、実は購入を逃してしまったのです……。

色はブルーとオレンジ、サイズはSサイズで……と選んでいるうちに完売してしまいました。

残念でしたが、あんなに丁寧に対応してくださったので、と思い「今回は買えなかったのですが、また素敵なワンピースがあれば嬉しいです」とDMしたところ、「お母様への想いに感動しました。販売に至らなかったサンプル品であればお渡し出来るのですがいかがでしょうか?」という旨の連絡をいただいたのです。

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当時のリエさんからのDM

何度も何度も考えました。

そして、リエさんからのメッセージを何度も何度も読み返しました。

母の分だけでも是非プレゼントしたい、という気持ちと、私と同じようにどうしても欲しくても購入できなかった人がたくさんいるのに、自分だけ優遇していただくわけにはいかない、という気持ちが交互に顔を出し、この提案受けていいものか、悩みました。

そして、同じく他のお客様にも手に取っていただきたいと考えているであろうリエさんのお気持ちと最初の完成品は記念としてリエさんのお手元にあるのが一番だという、RAHA KENYAファンとしての私の気持ちもあり、買えなかったのは残念だったのですが、今回は縁がなかったと思ってお気持ちだけいただきます、とお伝えしたんです。

母を想う時間が増えたことへの感謝

お断りした時は、商品そのものではなく、今回母にプレゼントしようと思ったこと自体にとても意味があったと考えることにしました。

母は80歳の高齢です。

アフリカ布の年齢を問わず着られるデザインで夏を楽しく過ごして欲しくて選んでいましたが、その過程を通じて普段あまり連絡を取らなくなった母とも連絡を取り、母を想う時間も増えました。

色はどれがいいかと、父のタブレットで写真を拡大しながら母に選んでもらった時、久しぶりに母がワクワクしているのが電話越しにも感じられました。

RAHA KENYAの素敵な商品にこれからもたくさん出会えると思いましたし、その時は購入できるまで何度でも挑戦しよう!と思ったんです。

でも…一晩考えてみて。

私はなんてアホなことをしてしまったんだろう。という思いが大きくなっていったんです。

あのご提案からはリエさんの「是非お母様に手に取っていただきたい」という気持ちが溢れていましたし、その提案をお受けすることで母が喜ぶのは間違いないことなのに、

私は他に色々難しいことを考えてしまって、母とリエさんの間にある繋がりを自分が邪魔してしまっていると気づいたんです。

とってもシンプルなことに、私は気づいていなかったんですね。

なので、翌朝一番で、「一度お断りしたので、もうダメかも…」と思いつつ提案を受けさせていただきたい旨を連絡しました。そうしたら「家にあるだけではお洋服もかわいそうだし、とても大切に着てくれそうな方にお届けできるかと思うと、本当に本当に、嬉しい限りです。」と返信をいただき、母のブルーのワンピースだけ購入させていただくことになりました。

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当時のリエさんからのDM

元気を与える力、アフリカ布

商品が手元に届き、もうすぐにでも母に渡したい!!と思ったのですが、コロナ禍で移動が制限されていたので、当初の計画通り母の日に合わせて母の住む東北の実家へ送りました。

するとすぐにメールが来て第一声に「気に入りました!」と。その夜にも電話で話し、今年の東北は暑くなるのが早そうだからすぐ活躍しそうだと喜んでいる声にとても嬉しくなりました。

実は以前にもワンピースをプレゼントしたことがあったのですが、かなりシンプルなもので、部屋着感が強いものでお蔵入りになってしまいました。

でも今回カラフルなアフリカ布のワンピースだったこともあり、「はおりものしてこのままお買い物にも行けるね」と、緑内障で塞ぎ込んでいた感じがあった母が、おしゃれを楽しめるようになった様子でとても嬉しい気持ちでいっぱいです。

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今年の正月は実家には帰れないかもしれません。そうすると1年以上会えなくなることになりますが、これからも私にできることを通じて母の日常に彩りを添えるお手伝いをしていきたいです!

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迷いながらも、ひたむきにお母さま、そして関係する人々の気持ちに寄り添って購入の決断をしてくださったhataさま。

改めて、素敵なお客様に囲まれて、応援されて私たちがあることを感じました。これからも一人でも多くの方の世界にアフリカ布の彩りとエネルギーを与えられる商品をお届けしていけたらと思います!

hataさま、インタビューへのご協力、本当にありがとうございました。